脳梗塞 発症１か月と25日目：リハビリ病院２か月目⑤
・食事：脳梗塞（ワレンベルグ症候群）の後遺症のため、嚥下ができなくなり訓練中。食事はミキサー食(朝・昼食)と鼻からの経管栄養。食事以外の時間は一口にスプーン半分の量の水分であれば飲んでもよい。
・状態：歩けるようになってきた。終日、館内フリー歩行自立。階段は少し足元が安定せず、怖い。

これまで昼ごはんのみだった口からの食事。
今日から朝ごはんが始まる！

これまでの記録はこちら『かすみを食べて生きる 序文と目次』
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朝ごはんが始まった！：朝ごはん＃１

脳梗塞発症以来、実に56日ぶりの口からいただく朝ごはん！

おかゆにもMorningと書いてハートを散らす浮かれぶり。
献立はこちら。

• 豆乳スープ

• マンゴーペースト

• ソフール

• おかゆ

わーい！ソフールにマンゴーペーストだ！
甘いもの！甘いもの！
そして朝も、定番のおかゆ。
いただきます。
食べ始めて20分ほどた経った頃に、私のスプーンが止まった。
…甘い…全体的に甘い…。
…全部甘いのつらい…。
唯一のおかず枠の豆乳スープもとてもやさしいお味で、主張がない。
お昼はおかゆに野菜の煮物などを混ぜると程よいお味で食べやすいのだけど、おかゆに混ぜれるものがない…。
そしてこのマンゴーペーストがとーっても濃い。そして甘い。
それなりに甘いソフールと混ぜて甘さを中和する。
甘いものとおかゆのドロドロ無限地獄…つらい…。
味のバリエーション大事。たとえミキサー食でも。
とはいえ、朝ごはんはうれしい。がんばって食べる。
なんとか完食。
ごちそうさまでした。
所要時間１時間15分。
朝７時半からの、ハードなリハビリが始まった。

お昼ごはん＃14

朝ごはん後、理学療法、言語聴覚のリハビリを終え、嚥下の10口自主練をやると、もう昼ごはん。
さっき朝ごはんを食べたような気がする。

今日は朝のMorninngにそろえて、Lunchにハートを散らして。
献立はこちら。

• 白身魚のムニエル、白菜添え

• じゃがいものそぼろ煮

• おかゆ

よかった。甘くない。
朝ごはんが甘さで苦労した分、昼ごはんがこれまでより食べやすく感じた。
今日は初めて食材もなく、全体的に安定して食べることができた。
所要時間１時間。
まずまずのペース。

現在の総お食事時間

朝ごはんが始まったが、朝食も昼食も今の量では完食しても必要なカロリーを摂取できない。
そのため経鼻での栄養を併用している。
口で摂る食事は時間がかかっているが、その前後に経鼻での栄養も摂らねばならず、私の一日は食事時間で圧迫されている。

そこで今日から、経鼻の栄養が変更となった。
これまでのクリミールCZ-Hiからアイソカル100に。
クリミールは200mlで200kcalだったのが、アイソカルは100mlで200kcal！
ということは！経鼻の栄養を注入する時間が半分で済む！

それでも私の一日の経口と経鼻の食事時間を合わせると、以下の状態となった。

• 朝ごはん　経鼻＋経口　6:00~8:40 (160min)

• 昼ごはん　経口＋経鼻　12:00~14:10 (130min)

• 夜ごはん　経鼻　　　　 18:00~20:00 (120min)

合計410分、７時間近く食事に時かけている。
起きている時間16時間のうちの７時間。
家では私の食事だけにそんな時間をかけていられない。
日常生活、まだ遠い。

ガリガリチャレンジ＃15

水分を飲みこめなかった頃から、ガリガリ君を口に入れて味わいそっと出すという頂き方をして当たりを狙い続けている。
今は一口量を守れば飲みこむことを許されているガリガリ君。
おなかを壊す前に、当たりを出したい。

いざ。

どんまい。

ーー振り返って

朝の食事が始まりました。
食レポが大渋滞してしまいましたね。
ミキサー食の傾向もつかめてきたので、今後は献立と印象深いメニューの紹介にしようと思います。

朝ごはん、うれしくてウッキウキで食べ始めたのですが、甘いものだらけがこんなにつらいことだとは思いませんでした。
ミキサー色は見た目こそ似た形状になってしまいますが、舌をすますと味はそれぞれ違って楽しめます。
その中でマンゴーペーストの甘みは強すぎて口が甘々になってしまい、他の優しい味のもの達を食べても甘い口から切り替わらなくて困りました。
このおかゆ・ソフール・マンゴーペーストの甘々３兄弟にはこの先もしばらく悩まされることになります。

口からの食事と経鼻の食事。
両方をやるのは時間がかかりました。
この時は食べるための生活でした。

がりがりさん、この病院の売店には当たりが入っていないのではないでしょうか。