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人の物を大切に出来ない人、感覚がズレている人は地味に多い

市長がオリンピックの金メダルを噛んだというニュースを今朝見ました。
コロナ下の感染もそうですが、それ以上に人の大切なものを事前の同意なくいきなり噛むという行為に配慮の無さや敬意のかけらも払っていない様子が伺え、そんな人が市長をやっているのかと鳥肌が立ちました。
人の努力を権力を持った人が自分の所有物かのように一時の楽しみに利用するという構図も垣間見えてとても気持ち悪かったです。

で、刀で言えば何かその刀の状態を変える可能性のある行為をする場合、例えば茎を直接触れるとか、刀身を拭うとか、鞘を払ったり柄を外すとか、はばきを下ろすとか、そうゆう時は所有者に事前に確認する事が当たり前だし皆そう思ってると勝手に思っていたのですが、どうやらそんな事はありません。

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例えば以前「重さだけ確認してみます?」と言って白鞘に入った状態の刀を渡した時に鞘をいきなり横向きにして払われた件について書きました。

これについてもツイートの反応を見ると「そんなこと言ったって言われないと分からないよね」という人が結構いた。
この反応にも正直かなり驚いた。
勿論全部が全部丁寧に伝えられれば勿論良いですが、「重さだけ確認してみます?」と渡しているのにいきなり抜くというのは配慮に欠けるというか、人の物を自分の楽しみにだけに使う人なんだなと感じてしまう。
刀を渡していきなり振り始める人も同じ。
「振っちゃ駄目ですよ」とわざわざ伝えないといけないのか?
人がいる所で真剣をいきなり振る行為もさることながら、もしどこかにぶつけたらどう責任を取るつもりなのか?
こういう人は大抵すみませんだけ言ってその場を繕い、実際に費用の話になると何とかして自分自身は痛みを負わない方法を模索しはじめます。

因みにこの鞘をいきなり払った人は展示会の時に来てくださった方でいわゆるバイヤーの人(仕事関係の人)だったのですが、考えて見れば予定の取り付けもかなり強引でした。
打ち合わせをしたいというのでコロナもあり、zoomでお願いしますと伝えたら「刀持った事がないから是非直接会って持たせてほしい」と言って聞きませんでした。
当時は仕事も始めたばかりで来るもの拒まずというスタイルでやっていたのでまぁ良いかと了承しましたが、やはりこういう人に刀を持たせるのは危険という事が分かりました。(※下に映っている方は関係ありません)

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ここで問題なのはやる方も皆悪気が無いという事。
つまり自分は正しいと思って自然にやっている。
なのでそれがいけないという事をやはり最初に丁寧に教えないといけないし、それを忘れたらそれは見せた側の責任、というのは分かる。
でも見る方も最大限の敬意を払ってほしい。
金メダル見せる時に「かまないで下さいね」なんて普通言わないだろう。

あと他にも刀を手に持って見てみたいというので見せた人の中には「刀って意外に大した事ないね。もっと迫りくるものがあるかと思った」と言う人もいました。
個人の持つ感想は自由ですが人様の物を見させてもらってわざわざ言う言葉でもないですよね。
そんな人とは即刻関係を切るようにしています。
とにかく色々な人がいる。
自分の当たり前は人の当たり前では決して無いので、刀を見せる際は事前説明を徹底してください。
直感的に「こいつやばい」と感じた人には見せない方が無難です。
事件が起きてからでは遅いですからね。
見た目は関係ありません。
スーツビシッと着ていてもそんな配慮に欠ける人は沢山いました。
自分が疲れるだけなので付き合うのはやめた方が良い。
逆にTシャツ1枚の人でもしっかり配慮のある人は沢山いる。
そういう人は是非また!となる。

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それでは皆様良き御刀ライフを~!

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