私は占いや幽霊というものを基本信じていない。
しかし一度妻が友人と行った時の話を聞いていると割とズバズバ言う物言いの人で面白い事に加え結構当たっている事も多く、面白そうに感じたので初の占いに1人で行ってきた。

人気の占い師らしく、1ヶ月待ちという人気ぶりで1か月前に予約してようやく今日を迎えたのであった。（需要あるところにはあるんですね）

場所は横浜中華街。
休日は人でごった返していますが、平日は空いています。

今まで占いに興味が無かったこともあり中華街と言えば肉まん位のイメージしかなく気が付かなかったが、改めて見渡してみると「占」と書かれた看板が至るところにある。

そして到着したのがこちらの店である。

如何にも疑わしい…。
予約の時間10分前位に付いたが、前のお客さんが占ってもらっていた。
女性2人組であったがだいぶ盛り上がっているようである。
40ぐらいのおじさんがやたら早口で占っている。

・占い開始

前の女性達が「また絶対来ます！」と満足気に帰って行った。
そんなに良いものなのだろうか。

4人掛テーブルに座ると「生年月日だけ紙に書いて下さい」と言われ書く。
何を聞こうか、などと考えていたが、そんな事を考えるまもなく一方的に話が展開されていく。
大筋で言えばまず自分自身のベースとなる運のポテンシャルがどれだけあるか説明され、今年、来年、再来年の運気はどうか、その次に今年の仕事運や金運、健康運などの詳細の話がある。それプラスで家族との相性なんかも教えてくれる。
これが大体30分かけて行われる。

ベース運で言えば、360番ある内の上から18番目らしくかなり良い方のようである。自分でも運は良い方と思っていたのでこれは嬉しい。
ベース運は様々で+100%から始まる人もいれば、-100%の人もいるらしい。
そのベースの運に毎年の運が加味されるので、ベースで+100％の人で更に良い年になると+300%などととてつもない幸運期が訪れるのに対して、ベース運が低い人は反対にー300%など行くらしい。
むしろ生涯通じて良い事が全くない人もいるらしく、ニュースなど事故で無くなる人を見てみると皆ー270%以上の人らしい。（あくまで占い）
ひとまず事故死などはしないだろうと安心していると「貴方今年は運悪いけどね。何しても駄目。八方塞がり。とにかく悪い意味で注目される年」との一言。

なんじゃそれ。怖い。
しかし注目される事は良い事でもある。
リカバリーの仕方次第では悪い事をプラスに作用させることが出来るかもしれない。
人間は絶対失敗してしまう生き物なのだ。
そう思い「その時に良い面を見てくれる人もいるのではないですか？」
と聞くと、

「いない。悪い部分しか見られない」と。

いないんかいっ！

・刀は買って良いのか

こんな感じで話が延々と続くのだが、一番聞きたかったのは「刀を買って良いか？」という事。
今年は金運も無いらしいので駄目と言われるだろうと覚悟していたが、予想に反して「良い」とお達しが出た。
刀を買って破産するかも聞いたが、それも無いとのこと。

これは嬉しい。
これで安心して刀を買う事が出来る。

さて、ついでに自分に合っている仕事についても聞いてみた。
1番向いているのはIT系や美容系らしい。
美術系はどうか聞いてみると、私の属している星？の人で職人系の人も多いので向いているとの事。
ここで今している仕事が、「ものづくり」である事を初めて打ち明ける。
とはいえ刀を飾る展示ケースを作っている事は打ち明けていない。

すると「ものづくりも合っていますよ」とのこと。
更に「物を綺麗に見せるようなものとか向いています」と。

これには驚いた。
刀を綺麗に見せつつ保管する展示ケースを作る仕事をしているからである。

そのことを伝えると、「それはとても合っている」と言って頂けた。
今回の占いではこれが一番嬉しかったかもしれない。

・終わりに

占いおじさんは30分間マシンガントークで休むことなくひたすら話していた。トーク力と機転力には驚かされる。
終わって見れば実に面白い30分であった。
これで3000円というのも良い。
この年になって今までしたことのない未知の体験が出来るというのは幸せな事かもしれない。

今回して頂いた内容も、よくよく考えたらおかしな点もある。
例えば広島の原爆で亡くなった人は30万人というが、運気が皆-270%以上だったというのはどう考えてもあり得ない。
つまりベース運気が例え+100%の人でも突然死する時はするのだ。

しかし、そんな事よりも占い結果を聞いて、日頃している生活習慣の悪い所を見直したり、気持ちをポジティブにして前向きに生活できるようになるのであれば占いを受ける価値はとてもあるのではないだろうか。
そう思った初めての占いでした。
私も刀を買う後押しをして頂けた。
ただもう占いに行く事はないだろう。

今回も読んで下さりありがとうございました！
面白かった方はいいねを押して頂けると嬉しいです^^
記事更新の励みになります。
それでは皆様良き御刀ライフを～！

↓この記事を書いてる人（刀箱師　中村圭佑

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。