オープンワールドゲーム開発記 #11

今日は本作を制作しようとした動機について記録しようと思う。

つっきぃさんは架空ゲームサントラ「音紡譚」の楽曲を作っていて、自分の作品がゲームに採用されることを望んでいた。
それを知って、いつか架空ではなく現実のゲームサントラになればいいなと僕は思った。
だから僕は音紡譚の楽曲を元にしたゲームを作ることにした。
だがそれはキッカケであり、表向きの動機だ。

僕は前々から自分に生きる意味はあるのか、考えていた。
気がつけば特に楽しいとも悲しいとも感じなくなり、欲しい物があるわけでもなく、行きたいところもなかった。
どうでもいい、面倒くさいと感じることが多くなった。
僕がいなくても別に誰も困らない。
そんな状態では、生きていてもしょうがないと思うのも無理はない。

だが最近になって変化があった。
ある時ふと「それでもできることがある、この世に何か残したい」と思うようになり、それが「しゅんなさんといっしょ」を作ることに繋がった。
本作についても同じだ。
僕は自分が何の役にも立たないことを否定したくて、自分にしかできないことがあると思いたくて、作品を作っている。

音紡譚のゲームは自分にしか作れない。
それは妄想かもしれないし、現実かもしれない。
確かなのは、この戦いは生きている限り続くであろうということだ。


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