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200名以上で内省を深めたフレームワークを大公開!全社会議2022 Day2レポート

カタリバでは年に一度、全国各地で働くメンバーが一堂に会する全社会議を行っています。今年は5月15日(日)・16日(月)の2日間にわたり、職員、業務委託パートナーの参加者に加え、連携団体スタッフ、ボランティアスタッフ、また関係団体・機関スタッフなどをお招きして開催しました。

本レポートでは、前回に引き続き全社会議Day2の様子をお届けします!
▼前回の全社会議Day1レポートはこちら

まずは気になる事業を選んで “対話” にコミット

Day2のメインコンテンツは、事業研究(探究)発表。カタリバの各事業が現場で取り組んできたことを発表し、参加者との質疑応答や対話を通して、今後研究を深めていくところについて考えました。

発表したのは19事業。話を聞きに行く事業は自分で選択できるため、普段は接点のない事業を選ぶ方が多数いました。参加者から寄せられた声を一部ご紹介します。

  • 他の拠点のお話しをじっくり聞くことがこれまでなかったので、それぞれの現在地を知ることができて良かったです。質疑応答の時間もたっぷり確保されていたので、その場での対話が生まれるのも非常に楽しかったです。あらためて、カタリバはどの事業もすごく魅力的だし、皆いろいろ悩みながら、出来ることを最大限やっているんだな……と実感できました。

  • 自拠点との共通点・異なる点、それに伴う自拠点の弱み・強みを言語化する大変学び多い時間となった。

  • 前から気になってはいたけれど、距離的に見学したり話を聞いたりするのが難しい拠点の話が聞けて良かったです。また、各拠点で活動内容は少しずつ違いましたが、「カタリバ」という根っこの部分は通じていると実感できました。

また、発表者からはこんな声も。

  • 報告者として濃密な学びの機会をいただきました。発表準備の過程もふくめて、棚卸しの機会として大変ありがたかったです。

  • 発表者として、自分たちの事業が全社からどの程度注目されているのかを実感することができました。また、皆さんからたくさんの建設的なご意見をいただいて、事業のメンバーだけでなく、オールカタリバで作っていく事業なんだと、体感することができました

交わることのないと思っていた事業でも、「共通する悩みがあった」「ノウハウを共有することでシナジーを生み出せるかもしれない」など、多くの気づきを得た時間となりました。

複雑化した思考を整理するため「カタリ場」開設

お昼の時間帯では、全社会議2日間を通して学んだことを無心で書き出し(ジャーナリング)、「いまここにいる私」に落とし込む(アウトプット)作業を行いました。

ジャーナリング&アウトプットを行う際に、1人で考えにくい方や壁打ち相手が欲しい方のために、相談室/カタリ場を開設。代表の今村も、何か聞きたいことがあるメンバーのために相談室を作成し、相談したい人を募りました。

その他、「2日間の学びを不登校や学校連携にどう活かせるか、考えをシェアしたい方募集!」「ゆるっと作業しているので、ぶつぶつしゃべりながらやりたい人どうぞ!」など、解像度の異なる部屋がいくつも開設。

私自身、他のメンバーに壁打ちをしてもらうことで思考が整理されたり、学びを言語化したりすることができました

いまここにいる私はどこへ向かう?宣言タイム

全社会議Day2最後のコンテンツは、「いまここにいる私」のこれからについて、ホームグループメンバー(※1)に対して発表する “宣言タイム” 。

※1 全社会議の2日間にかけて、学びを共有するために5〜6名で構成されたグループ。メンバーの所属する部署はできるだけバラバラになるよう調整されている。

2022年に自分が探究していくことに対して表明し、他メンバーからは応援コメントをもらいました。宣言タイムによって自分の今後のアクションを明確化するだけでなく、他メンバーが探究を進めるうえで手助けできることはないか考える。そうやって、お互いに励まし合う時間となりました。

また、この場限りの集まりではなく、半年後も振り返りの時間をセッティング。ある程度の期間が経ったときに、探究が順調に進んでいるかをホームグループメンバー全員で確認するため、「有言実行しなければ」と背中を押されるような気持ちになりました。

希望ある仕事に自信をもって、前進していく

2日間をかけて現在地を知り、向かう先を明確にした全社会議。代表の今村からは最後にこんなコメントがありました。

カタリバが取り組んでいる事業として、探究学習や貧困支援、ヤングケアラーなど、いろんな枝があるのはいいことだけど、幹の部分がわかりづらくなっているのであれば共通認識をもたなければいけないですよね。みんなで共通認識をもったうえで、希望のある仕事を自信をもって進めていける環境を作っていきたいと思っているので、これからも足並みをそろえて頑張っていきましょう。

今回初めて全社会議に参加した私は、2日間という時間を通して、カタリバは今ちょうど転換期にあることを知りました。

カタリバのメンバーが足並みをそろえていくためには、まずは事業部間の交流を増やしていく必要があります。メンバー同士のつながりが深まると組織力も上がり、より多くの仲間が増えていくのではないかと期待が膨らんだ全社会議となりました。

以上、カタリバ全社会議Day2のレポートでした!最後までお読みいただき、ありがとうございました。全社会議Day1や懇親会のレポートも、ぜひ覗いてみてください。

▼全社会議Day1レポート

▼全社懇親会レポート

文:森田 晴香

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