カタリベタロウの物語 #436かうにゅうかうにゅう 〜 #447ミライジンエンマ


   #436 かうにゅうかうにゅう

購入→買う入
牛乳→COW乳

だからね。

だからね、COW乳を買う入してきてってわけや。

え?

もぉ~いっかい?

んもぉ~。


   #437 なつかれたわけ

「猫さん、だいぶ懐いてくるけどアンタ、前世オイラの妻だったぁ?猫になれて幸せだねぇ~良い妻だったんだろうねぇ~オイラはまぁた人間だよぉ~」

“いいえ、あなたはキャットフードでした”

「だからかい!!!」


   #438 He was at home

「ヒーワズアッホー!」
「ひーはあほ?」
「違うよ!まぁそうだけだもちがうの!He was at home!彼は家にいたの!だから犯人じゃないの!」
「うんそうだよ」
「え?」
「俺が犯人だよ」
「ぐさっ。推理外れ過ぎて心に傷負った」
「いや刺したのだよ今私はアナタを刺したのだよ」
「あそのぐさっ?なぁ~んだよどーりでいたぁ~い!!!!!!!!!!」
「口封じ成功!!!」
「いやこれライブ配信してるから」
「わった!!!まじかよ!!!」
「マジだよ!!!刺され損だよ!!!」
「くぅ~、こうなったら秘技、逃げ足の速さ発揮の術!!!」
「いやただのダッシュ!!!」
「だっだっだっだっだっだっだっだっだっ!!!」
「へい!キミぃ!いい脚してるねぇ!ウチの実業団に入らないかい!?」
「はいはいります!!!」
「じゃあこっちおいで」
「へい!!!」
「はいたいほぉ~」
「うぅぇぇっ???」
「どうも、陸上部の顧問っぽい刑事です」
「いや今日箱根駅伝の日だろうが!こんなことしてる場合かよ!!!」


   #439 ティッシュのゆくえ

「ティッシュ箱の底拭きたいんだけどティッシュどこにあるか知らない?」
「知ってるよ」
「えどこ?」
「おでこ」
「あ、ホントだ張り付いてるやん!」
「嘘だよ」
「え、マジだ張り付いてないやん!」
「スーパーかコンビニかドラッグストアに行けば売ってるよ」
「なるほどありがとう!!!」
「それか右手」
「いやホンマや持っとるやんけー!!!」
「これぞまさしく”足るを知る”だね」
「いや”灯台下暗しー!!!”のがしっくりくるー!!!」
「いや“大正デモクラシー!!!”みたいに言うなー!!!」


   #440 おしょくじけんのけんけんけけん

「おんまえが汚職事件の犯人だったのかぁー!!!」
「はい。。。すんません。。。人のお食事券を盗み勝手に使ってしまいました。。。腹減ってます」
「いやそのお食事券やなくて汚職の事件やでぇー!!!」
「はい。。。この事件はお食事券汚職事件でございますので。。。」
「やっやこしわーい!!!」
「はい。。。僕が食べたおうどんのコシはやややわ目で最高でした。。。」
「おんまえはバカにしとんのかぁー!!!にしても語彙力ハンパナイのぉ~」
「はい。。。私はライター兼道化師なもので。。。」
「ケンケンケンケンうるせいノォー!!!」
「はい。。。日々ケンケンで過ごしている私の愛犬はケンケンです」


   #441 かふぇらて

「うぃや!このカフェラテまっず!」
「うーわマジだ。もはやカスラテやん」
「こぉら!カステイラ夫人とお呼びなさいと何回言ったら分かるのかしら!」
「すみまぁせぇん。。。なんせ難解なもんでぃ。。。」
「レモネード伯爵にキツイ罰を与えてもらわねばダメみたいね!」
「はっ、それだけは!目ん玉にレモン汁絞るのだけはご勘弁をぉ!!!」
「って感じだね」
「ホントそれ」


   #442 術前コルチゾール大量分泌

いよいよ今日は僕の手術日です。。。おやぁ?親が入ってきたぞぉ。。。

「ちゃんと説明したくだちい!」
「こうこうこう」
「なるほどお!!!」

夫婦はなにか話し父がホワイトボードに文字をたくさん書き始めたど。。。なぜかへんな龍のようにも見えるど。。。

「大丈夫よ。それじゃあ、注射するわね」
「え?いやいや怖い怖い怖い」
「でもしないと」
「いやそりゃそうだけどあんたがすんの?看護師さんじゃなくて?」
「そうよ」
「頑張れよ」
「いやその文字の絵龍は何ぃ?」
「え?絵」
「ただの絵?なんか質問あんのかと思って待ってたんですけどぉ」
「いや頭おかしいだろ!」
「いやどっちが!」

無事ポリープは除去され舌は正常な大きさ形になりました。


   #443 OYA NO AI

「なんでこんなひどいこと。親が悲しむぞ」
「ボクに親なんていません」
「お国の皆さん!親を作ってください!子供に親は絶対に必要です!」
「オレ、親いるけど、ひどいこと、するぞぉ」
「お国の皆さん!良い親になれるマニュアル本を作ってください!またはダメ親から学ぶ反面教師本を作ってください!」

とまぁそんな感じで親にはAI脳埋め込みが義務化されたのねイェーイ。


   #444 きもん

「肝が座り過ぎててきもいよ」
「あん肝の着物着てるヤツに言われたかねーよ」
「でもこれアンアンの表紙だったから」
「嘘苔!!!」
「いやまじまじとまじ。あんみかねぇやんもブラウン管でお勧めしてたし」
「まじかよもはや世の中自体がきもいのかよ!!!」
「しかしね、それがそのうち常識となってゆくのだよ」
「はい、先生」
「よろしい。もう他者をきもいきもい言うのはやめるんじゃぞ、きもとくん」
「はい、きもきもちぇんちぇい」
「うっわき、、、危ない。。。きもいと思わないこと言わないことはなかなかの鬼門じゃのぉ~」
「はい~なかなか気ぃ揉みますしねぇ~」
「気功を身につけよ!」
「はい!氣功を身につけます!」
「とりゃー!!!」
「うぉりやー!!!」


   #445 トフ

「美白効果あるかなと思い豆腐を肌に塗布してみてよ」
「してみてよ?おいおい思考から行動から何から何まで操れると思うなよぉいいけどさぁ~」
「じゃあ早速木綿豆腐を。。。」
「いやいや絶対絹ごし豆腐でしょお!」
「う~わ一旦一反木綿に謝りんしゃい!」
「僕は誤ってないやい!」
「やいやいやいやいいいなさんなヤンキー野党さんよぉ!!!」
「角を立てなさんな怒り新党さんよぉ~」
「まぁとりあえずトーフノーカドーで買い物してくるわ」
「トーフノーカドーってどこ?イトーヨーカドーのこと?」
「いや、イトーヨーカドーのあそこの角曲がったとこにある角川文庫の隣の家族経営ならぬ孤独経営の個人商店」
「あぁ~」
「はっぴばーすでーとーふーはっぴばーすでーとーふーサプラーイズ!!!いぇー!!!」
「なになに?!」
「プレゼントはこの豆腐柄の法被でぇーす!!!いぇーい!!!」
「いやいや今日俺の誕生日じゃないし」
「はい!今日は何を隠そう豆腐ちゃんの誕生日でぇーす!!!うぇーい!!!」
「そうなん?!」
「しらん」
「シラヲキルネ!」
「舌切るから許してちょんまげ豆腐~」
「マジ馬耳東風~」
「と、言うことで良い夫婦の日、楽しく過ごしましょーう!!!」
「オッフ~♪」


   #446 きゅん癖

あのアイドルアイドル辞めちゃうんだってさぁ~まぢショックなんですけどぉ~私たちファンを残してアイドルという食から逃げるなんて余りにもヒドすぎるんですけどぉ~いやお前らファンが一番現実から逃げてるクズだよ!!!って叱ってくれる人が好きです。


   #447 ミライジンエンマ

「お前ほんとぬるま湯に浸かってる陽な人生だよなぁ~」
「って思うじゃん?でもこれほんとの地獄を知ってるからこその生き方なのよぉ~」
「いやいやほんとの地獄を知ってる奴はその苦痛とか痛みが癖になってもーてもっともっともあもあ挑戦したくなるもんなのよぉ~」
「いやりあるな地獄に落ちたら挑戦も何もできずぬぃただただ縛られ焼かれるだけだよぉ~」
「お二人さん、ちょっと失礼。私、地獄という概念を作った者です」
「……え誰?」
「申し遅れました。私、蘇孤梨縁真(ソコナシエンマ)と申します」
「……あの閻魔様?」
「はい、あの閻魔のエンマは私の名前から取った次第でござりまする」
「マジかよすげー」
「ってか地獄概念制作者ってことはおっさん過去の人?」
「いいえ、私は未来人です。悲惨な未来を変えるため地獄という概念を生み出し過去へと持ち込んだ次第でござりまする」
「マジかよかっけー」
「でも今って割と悲惨な時代じゃにぃ?」
「いいえ、これでもまだ私がいた未来よりは至極真面な時代となっております」
「マジかよこえー」
「どんな感じなんですか?」
「それを描いた映画があのマッドマックスです」
「マジかよひょえー」
「ってかおっさん嘘吐きでしょ?」
「はい、そうでござりまする」
「………う~ん、どっちだ?」
「ね。嘘吐きだと思ったから"嘘吐きですか?"って聞いたら"はいそうです"という正直な返答が返ってきたからちょーむずいねん」
「混乱させてしまってすみません。私は正直正直な嘘吐き科学発明家未来人探検隊思想哲学家です」
「NAN・DA・SORE!!!ナンダソレ!!!」
「はい、私はナンが大好物なインド人妻を持つ南城市のにゃんまげ大先生です」
「言ったもん勝ちな時代うぜー」


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