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日本人の知らないタイの大学事情

何から書こう.....

記念すべき第一回の投稿はタイの大学について書きたいと思います。
タイは留学先としての知名度が低い国です。自分は入学から卒業までいる正規留学生としていきました。当時は(今もだけど)「なんでタイなの?」とよく聞かれていたのですが、理由としては二つあります。

タイ語をマスターしたかったから

自分はタイと日本のハーフですが読み書きはできなかったです。会話は日常会話の基礎レベルでした。しかも北部の方言しか(笑)

いつも心の中でハーフなのにろくに話せない読めないことに苛立ちを覚えていました。そう思うハーフの方は結構いるのではないでしょうか?

なのでまぁタイに行けばできるようになるだろう!という勢いで決めました。

日本の大学の感じが嫌だったから

小さい頃から人と同じことをするのが好きじゃなかったのもあって、日本の大学に入ったことがないから詳しくは知らないけど、イメージとしてやりたくもないゼミに入らないとだめとか入りたくもないサークルに入らないと取り残されるぅーとか大学に入るのはめっちゃ大変なのにその後は単位落とさない程度に講義受けとけばいいや的な そんなイメージだったので。

※あくまで個人の感想です。

そんな日本とは違いタイは結構シビアです。それも含めてタイの大学のシステムについて説明していきたいと思います。

まず最初にこれはあくまで自分が行っていた大学に基づいているので他の大学は若干違うと思います。

大学生でも制服がある。

日本だとありえないことですが、タイでは教育機関は幼稚園から大学まで殆ど制服があります。ちなみに自分が行っていた大学の制服はこんな感じ↓(ピチピチの一年生の時ですTT)

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これはわりかし正統派な方です。他にはプリーツスカートとか前の方が切れ込みあるものとかロンスカとか。うちの大学は基本一年生は白地のスニーカー二年以降は黒のパンプスですが、まぁ守っている人少ないです。(自分もその一人)ちなみに男性はフツーのスラックスに白Yシャツにネクタイ、黒の革靴です。

入学は8月から

タイの้ほとんどの大学は入学式が8月です。これはASEAN加盟国で入学時期を合わせよう!という取り組みがあるためです。(今のところ大学だけ)なので日本から留学しようと考えている人は,

「え、入学するまで時間あんじゃん! 遊ぼー」

って考えるかも知れないが、甘い!
自分の大学は基本英語での授業だったので学生がこけないように6月末から約1か月英語のインテンシブ期間があります。この期間中は勉強のほかにも新入生歓迎会みたいなのが1週間かけて行われます。オリエンテーション レクレーション 山登り 植林 障害物競走 校歌練習etc. とても楽しいです。

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たぶんびっくりしますよ?ちなみにタイは日本みたいに入学式とかはないです。

みんなドキドキ成績発表日

日本の大学だともし単位落としても補修とか最悪留年だけですよね?でもタイは違うんです。大学によって基準は変わるのですが、ある基準値以下のGPAを連続で取ると留年どころか退学させられます。なので二学期の成績発表の日はみんなドキドキ💓です。特に成績がやばい人は!ここで今まで仲が良かったが突然姿を消すことも少なくありません。幸い自分の友達は全員生還者です。(自分もです 笑)こういう背景があるのでみんな一生懸命に勉強します。そしてとても協力し合います。生き残るために!!!!!

卒業式は一年後?!

はい、そうです。タイの卒業式は最後の通学日の次の日ではありません!大体の大学は半年から一年後に卒業式があります。なぜならタイの特に国立の大学は王族から卒業証明書を直々に手渡されるため王族の公務に合わせて準備する必要があるためです。そのためタイの卒業式は日本と比べ物にならないくらい盛大に開かれます。家族親戚一同集まります。そして授与の練習は3日間丸々使ってやります。自分は朝の4時5時に起きて化粧とかして大変でした。とても疲れます。でも終わった時の達成感は半端ないです。タイの卒業式ではアメリカの卒業式によく切られているガウン?みたいなのがあります。こんな感じ↓ 

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色や形デザインは大学によって違います。自分の大学は真っ赤です。色の由来は大学の名前にもなっているプミポン前国王のお母様であった
シーナカリン王太后が赤色を好んでいらっしゃったからです。

今日の内容はほんの一部です。タイは観光とかで結構行く国ではあるけれどだいたいがバンコクになっちゃいがちなので自分はそれ以外のタイのニッチな情報やタイの本当の姿を発信できたらなと思っています。また「え、なんかすげぇ! タイの留学興味出てきた!」ってなったら相談受け付けます。タダで☆(ほんとにだだの相談相手として)

それにしてもタイって調べると駐在員奥様目線がとても多い.....

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