見出し画像

私の歌を聴いて、一緒に祈ってくれたら。アンドレア・ボッチェリさんの「アヴェ・マリア」

世界各地で新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。世界一、感染者の多い米国では、ひたすら家にこもり、命のはかなさと、そしてどんな状況でもあきらめずに果敢に戦う医療現場の方々に思いをはせる。

いつもだったら、復活祭の日曜日。多くの人がおしゃれをして教会に行き、子供たちは芝生の上でエッグ・ハント(色付き卵を探す遊び)をする。今年は上の写真通り、イースターの拝礼さえオンラインだ。

クリスチャンでない私も、いつものイースターの風景が見られないことに、ちょっとした寂しさを感じる。

同じ体験、思いを抱えている人が、世界中に沢山いる。多数の死者を出したイタリアも、もちろん同じ。アメリカのパブリック・ラジオで、イタリアの自宅にいる世界的なテノール歌手のアンドレア・ボッチェリさんと奥さんへのインタービューを聞いた。

ボッチェリさんは4月12日午後7時(日本時間で13日の午前2時)、ミラノの大聖堂「ドゥオーモ」で歌う。YouTubeで世界に同時配信するそうだ。大聖堂の中に観客はいない。でもボッチェリさんは、世界のみんなに向けて歌う。

観客のいない場で歌うことに違和感がないかと、インタビューの中で聞かれたボッチェリさんは、こう言った。No. It's not strange because this is not a concert. Basically, this is only a prayer. I really hope that people listening my singing can pray with me. 違和感などないですよ。これはコンサートじゃないんです。祈りなんです。皆さんが私の歌を聴きながら、私と一緒に祈ってくれたらと思っています。

ボッチェリさんの英語もわかりやすいし、7分間のインタビューの後半は、自宅で歌うボッチェリさんの「アヴェ・マリア」。ぜひ、聴いて下さい。

そして、イタリア時間の4月12日午後7時(日本時間で13日の午前2時)にYouTubeを見られるという方は、こちらをどうぞ! 起きていられなかったかたも、このリンクで見られます。ミラノも、パリも、ロンドンも、NYもみんなソーシャルディスタンスはとっているけど、心は一つ。日本は?

https://youtu.be/huTUOek4LgU












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?