見出し画像

コルセットの何がわかる?コルセットについて+作った一着(写真たくさん)

コルセットの歴史

コルセットは、女性の体型を整え、バストを持ち上げ、ドレスをサポートするためのインティメートウェアとして長い歴史を持っています。コルセットがメット・ガラの金ぴか時代に登場するはるか以前から、その魅力は中世の時代から伝わってきました。実際、最初のコルセットがヨーロッパで登場したのは1500年代でした。

コルセットは、特にフランス宮廷の女性たちによって、当時の理想的な体型である小さなウエストを実現するために広く採用されました。コルセットは下着としてだけでなく、外着としても着用され、そのためデザインと装飾が重要視されました。

コルセットの主な役割は、ウエストを引き締め、バストを持ち上げ、姿勢を改善することでした。これらの目的を達成するために、コルセットはさまざまな素材で作られ、鯨のひげなどが編み込まれました。これらの鯨の骨は柔軟で、同時にサポートを提供し、ウエストを細く見せるのに役立ちました。

コルセットは時折、ファッションの中で特に人気を集め、特定の時代においては極端なウエストラインが流行しました。これはしばしば「ウエストトレーニング」と呼ばれ、ウエストを更に引き締めることを目指したものでした。

しかし、コルセットがファッションの一部として広く受け入れられる一方で、その着用には健康上のリスクも伴いました。過度の圧力をかけたコルセットが健康問題を引き起こすことがあったため、19世紀末から20世紀初頭にかけて、コルセットの着用が減少し、より快適なファッションが普及しました。

現代では、コルセットは主にランジェリーの一部として使われ、体型を整えるためのツールとして広く利用されています。また、ヴィンテージファッションやコスチュームデザインにおいてもコルセットは人気があり、その歴史的な魅力は今もなお続いています。

コルセットの種類

コルセットの種類は驚くほどあります。さすが長い歴史のものですね。
例えば、このサイトでは23個の種類が紹介されています。ま、正確に言うと形と時代も分類はぐちゃぐちゃで正確性には欠けているかもしれませんが、最初の参考にはなります。

https://sewguide.com/corset-different-types/#7_corselette

ひとまずはこちらの主な三種類を覚えればいいと思います。
写真では左から右へ並んでいます。

Underbust Corset オーバーバストコルセット
Overbust Corset アンダーバストコルセット
Waspie Corset ウエストコルセット

作った一着

もちろんそのような長い歴史をもって女性らしさを強調するこの素敵なものを着てみたくないわけがないです。
私の場合はIKEAで気に入った生地を買って作ることにした。

IKEAの生地

それからパターンを作り、自分の体に合うように何度も調整しました。

パターン

同じ型紙でメインの生地と裏地の生地からパーツを裁断していきます。

パーツが多いのでまあまあ大変
こちらは裏地

骨を入れるためのトンネルは専用のものがなかったので、裏地の生地で作りました。そこそこ時間がかかった・・・

骨のためのトンネルをメインの裏にきれいに縫い付けます。

裏地とメインの生地を表と表を併せて、ミシンで縫います。

縫ったあとに、あらかじめ残した穴を使って裏返します。このようになります。

固定するためにこのようにメインの生地が裏から1-2㎜見えるようにミシンで縫います。

紐のためにループを作ります。とても細い長い紐を作ってから、5センチにきり、ループを作ってコルセットの両側に付けたら(これだけで4時間ぐらいかかった^^;)このようになります。

また、紐自体を作ります。かなり長いのを作らないといけないけど、できたら完成!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?