私はスカートの人ではない。スカートやドレスよりはズボンが好きです。動きやすいし、風を気にしなくていい。そしてソーイングをし一番多く作ったのはズボンです。最初の一年間だけで7‐8本ぐらいは作ったと思います。大半は会社用のズボンですので、オフィスに行けるややまじめなデザインのものです。普段着のパンツも作りたくてインターネットでデザインを調べたらカーゴパンツが気に入ったのでまずはスケッチを。赤っぽい生地が買ってあったので、それを使うことにしました。

草案ができてからパターンと裁断に移りました。パターンは前に使っていたものを再利用しました。チョークで生地に移して必ず縫い代を書いておきます。普通は1センチか1.5センチにしています。

裁断できたら、縫い始めます。縫い始めるのはダーツからです。すべての縫い目を必ずプレスしています。それは鉄則です。

ポケットをたくさん作りました。カーゴパンツなのでたくさんのポケットは欠かせません。Cargoは英語から訳すと「貨物船」、「貨物」になるので、運ぶという機能が必要です。パンツで運ぶというとポケットしかない（笑

途中は必ず何度も試着をします。フィットさせるにはそれは欠かせませんので怠けずにちゃんと時間をかけてやります。必要に応じてやり直し、修正をします。

縫い目の始末はロックミシンとバイアステープで仕上げました。赤っぽい糸はなかったのでコントラストの黒を選びました。悪く無く見えると思います。

こんなカーゴパンツが出来上がりました。完璧まではまだ遠いですが、実用性は十分あります。

スタートから完成までは時間ぐらいかかりました。