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自己否定が強い理由(子ども時代〜高校)

私は、基本的に自己否定が強いと思っています。

子どものころから自分のことを良くない風に思ってきました。

他の子みたいに可愛くない、
髪の毛がくせ毛、
太っている、
可愛いお洋服を持っていない、

など。
小学生の頃は外見的なコンプレックスがすごかったです。

実際に、学校の子からも変なあだ名をつけられていましたし、
私のことを強烈に嫌って、他の子の前で堂々とけなしてくる子もいました。

家庭はというと、
父は自営業である程度稼ぎがあるのにそれを全てギャンブルで使って
しまうような人で、母はいつもものすごいストレスを抱えていたように思います。

4人きょうだいで、私は末っ子でした。
上の2人は亡くなった前妻さんの子どもで、私とすぐ上の姉は今の母親の子です。
そんな環境のせいもあって、母のストレスは大きかったと思います。
私は母との楽しい思い出があまりありません。
叩かれたり放置されたようなことは一切なかったですが、いつも怒っていて、あまり笑顔で会話をした記憶がないのです。

本当は楽しいこともあったのかもしれませんが、
子ども時代、特に小学生の頃の母と楽しく過ごしたような記憶が本当にありません。

上の2人はかなり年上で、私は何をしても怒らない、面白くていつもゲームを見せてくれる上の兄が大好きでした。
いつも、漫画やゲームがあり、ごちゃごちゃと散らかっている兄の部屋に入り浸っていました。

兄の部屋は、今でもとても汚いです。


中学校に入ると、
自分が空気を読めない子だということがなんとなくわかってきました。

自分の言った言葉で周りが
「それはないで〜・・・」
と引くことが多かったからです。

さらに、1年生のクラスで仲良くなったグループにとても支配的な子がいて、
毎日、「今日はこの子がお気に入り」や「この子とは今日は仲良くしたくない」という気分があり、今日は楽しく話してくれるけど次の日は無視される・・・という、その子の毎日の気分によって振り回される毎日でした。

その子が休みだとホッとして、同じグループの子たちも穏やかに過ごせる・・という感じでした。

そしていつの間にか、自分も誰かを仲間外れにする側にまわっていたり。
とにかく、「仲間はずれになりたくない、他の人が仲間はずれになって自分が助かるなら、全然それでいい」という感じでした。
本当に自己中な子どもだったと思います。

今思うと、私は、人に嫌われて仲間はずれにされて、なんとか一緒にいてくれる子を見つけて、そしてまたクラスが変わって仲間はずれにされて・・・ということをずっと繰り返してきた気がします。
自己イメージが、完全に「自分は嫌われる人間」だったのでしょうね。

そんな日々が高校生まで続きます。
ある程度友達でいてくれる子もいましたが、
とにかく高校生までは毎日が苦痛で仕方ありませんでした。

高校生のときに、一人、私に「本当のこと」を伝えてくれた子がいます。
私は自分で思っている以上に「空気が読めない子」で、
周りの人が自分で思っている以上に引いていること、
このままだと本当に周りから人がいなくなってしまうよ、
ということを教えてくれました。

自分がよく思われていないことはわかっていましたが、
改めて人からはっきり事実だと突きつけられて、
本当にショックを受けたのをよく覚えています。

教えてくれたことに対して、その子にいまはとても感謝していますが。

それから、人にどう接したらいいのかが分からなくなって、
一時期対人恐怖症のような感じになりました。

何を言っても引かれてしまうんじゃないか、
これから自分が言おうとしていることは相手にとって嫌なことではないかどうか・・・・

校内カーストでいうと、完全に底辺のところにいましたね。

とにかく人も怖いし、自分も嫌いで仕方なかった。
そんなことを親に相談もできなかったので、学校には行かなきゃいけなかったし、とにかく未来に希望を託して生きていました。
「私のことを嫌うことで、みんなは「自分より下がいる」と思っていられるんだ、だから私はみんなの役にたっているんだ。」
と、無理やり理由をつくって必死に自分の価値を感じようとしていました。

この頃はミスチルの「終わりなき旅」をよく聴いていました。
つらいことはずっと続かない、未来がある、自分にはまだ先がある、
と必死で言い聞かせて生きていた気がします。

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