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思考の断片:現在地について

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ソロ活動⇄バンド活動について、その瞬間瞬間を考察した軌跡。 第1期10本。第2期10本。現在、新生エレカシを追いかける第3期に突入。
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記事一覧

行かば、道は開けん 現在地について23

この歌が頭の中で鳴り響いていたのは、このところの強い風のせいだけだろうか。 新年度を迎え…

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生きてるから涙が出るの 現在地について22

「ロマンスの夜」中之島公演、有楽町公演、本当に素晴らしかった。 大好きな歌を盤石のバンド…

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心がうたうよ 現在地について21

“No more cry”。 まず思い浮かんだのが、この『愛と夢』所収の “good-bye-mama”。 この歌…

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「今の自分を信じてみなよ」 現在地について20

昨年のあのゴリゴリ重厚な野音2022から、35thツアーの祝祭を経て、いったいどんなステージにな…

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2023から1988へ 現在地について19

1988年9月10日、渋谷公会堂。 2023年7月24日、ロンドンAbbey Road スタジオ。 このひとの中…

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ロンドンの空の下 cry 現在地について18

いつの間に、こんなにもひとりのスタジオが似合うようになったのか。 心の躍動、パフォーマン…

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歌好き少年のいつもの顔 現在地について17

このひとにとって《部屋》とは…、自部屋で歌うこととは…、などと考えながら臨んだコンサート『宮本浩次 Birthday Concert 2023.6.12 at ぴあアリーナMM「my room」』。 もうね、筆舌尽くしがたしとはこのこと、素晴らしいという言葉しか出てこないけど、本当に本当に素晴らしかった。 客電が落ちると、《作業場》からの配信そのままの映像が、《アリーナのヴィジョン》に投影された。 画面の中で弾き語りが始まる。“通りを越え行く“。 やさしく穏やかに澄みわた

俺の歌よ届け 現在地について16

これが、フェスのエレカシか…。 いわば 勝つか、負けるか。 食うか、食われるか。 あるいは…

意地になるなよ すべて It's all right 現在地について15

2020年、最初の緊急事態宣言が出された春。 エレファントカシマシと再会した。 かつて心に響…

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宮本浩次は歌をうたう 現在地について14 

2023年1月16日、東京ガーデンシアター、『ロマンスの夜』。 このコンサートで宮本浩次は、《…

さらばオレに帰ろう 現在地について13

これまで、宮本浩次にとっての《バンド》とは、《ソロ》とは、についてつらつらと考えてきた。…

yes. I. do 現在地について12

「ROCKIN' ON JAPAN」1月号に掲載されたインタビュー。 セットリストはその瞬間に歌いたい歌…

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今をかきならせ 現在地について11

新春でも野音でも、セトリ予想に入れていた歌がある。 “今をかきならせ”。 過去も未来もか…

メビウスの円環の中で 現在地について10

今年の野音はどんなセットリストが組まれるのだろう。 およそ300曲近くある中で、必ず演奏される歌となかなか(あるいは一度も)演奏されることのない歌がある。その瞬間に歌いたい歌を歌いたい順番で決めていくのだろうし、デビュー当時の若い瞬発力が炸裂した歌を当時の気持ちで歌うことができるというのは、35年という時空を縦横無尽に行き来するかのようでもあり、若き日から何も変わっていない彼がそこにいて歌っているからでもあり…、 なんてことをうにゃうにゃと考えていたら、ここ2年うにゃにゃ