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本を読むのにすごく時間がかかる。読み方がわからない単語や、知らない地名の景色を調べたり、「あれ？この人って何歳だっけ？」と細かい部分が引っかかってページを戻ったりを繰り返すので、人一倍時間がかかってしまう。まあようするにアホということだ。

家族といると、たかが外れたようにひねくれ全開の喋りを披露してしまう。「運動部は根性論が染み付いてそうで嫌い」「教師は全員ペテン師」「秋元康は滅びるべき」「トイストーリー4にキレてるディズニーファンキモい」などと、散々だ。

まあつまるところこれが私の性根なんだろう。いくら善い人っぽく振る舞っても、根幹にはこういった捻くれ思想がこびりついているのだ。でもその自分こそが自分なのだと思うし、人間味があって好きだ。あまりにも綺麗だと恐ろしすぎるから、汚れているくらいが良い。そういう人間が好きだ。

普段なら、「こんなこと言ったら嫌われるんじゃ無いか」とストッパーがかかる言葉を、なにも考えずに吐き出せるのはとても心地よい。ありがたいね。家族だけじゃなくて、いろんな人とそういう関係を築けたらな。