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冬のおしゃれ

冬の服ってひたすらもごもごしてるよなぁ、と少し煩わしく思っていたころから随分と時が経ち、今となってはそのもこもこ感が逆にありがたい。
体型が昔と比べると豊かになったというのが主な理由だが、今どきはゆとりあるシルエットの服でも、過度に太ってるように見えないようなものもあって助かっている。
それに甘えてさらに太ったら目も当てられないけれど。

「おしゃれは無理するもの」という格言には全くついていける気がしなかったので、昔から"快適さ"と"おしゃれ"とを常に天秤にかけ続け、自分がおしゃれでいられる最高点を探ってきた。
中間よりは割と快適さ寄り。どれだけ頑張っても6:4。ひょっとしたら基本は7:3になっちゃうかも。

元より無理してまで流行りに積極的に乗ることがなかったが、今の時代「体に負担をかけてまで着飾る必要がない」という世間の風潮は正直ありがたい。
そういう服の選択肢が増えるから。
子供のころまで遡ると、眼鏡はダサい!なんていう時期すらあったのだから。(今でも子供たちの間でもそうなのかな)

裏起毛タイツに低いヒールのブーツ、ふんわりとしたフレアロングスカートか太めのラインのパンツ、腕やウエストのラインを拾わないゆったりしたニットやスウェット。
あー楽ちん。あったかいし。それでもおしゃれを完全に捨ててるとは思われない。いいもんだな。ありがとう先代のおしゃれさん。いろいろデザインを考えてくれたおかげで、私のようないいとこ取りしようとしてるある意味贅沢な人間でも生きていけますわ。

最近はメイクやヘアセットも少しだけやる気を見せておりまして。
特に髪はきちんとしないと、パサパサしたまま放置してると必要以上に老けて見えてしまうという危機感が出てきた。
冬だと特に顕著になるので、ケアもして、だめなときは結んでアレンジして。
まだまだうまくいかないときはあるけれど、向き合って回数をこなしてきたので、以前よりは様になっていたように思う。

街のおしゃれさんのようになるのは、かけ離れすぎてて難しいけれど、自分のために自分のできる範囲で、やりたいようにできるのはいいものだ。

衣装持ちではないけれど、できる範囲で、自分がなりたい姿になるために。
磨いていける部分があるのは、むずがゆい気分がありつつも嬉しい。

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