かとうかのこ

ライター・編集。 noteでは、肩肘張らないものを気ままに書いています。

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最近の記事

【池袋】辛くない、脂っこくない中国料理!?初めての雲南料理レポート

「雲南料理って知ってる?」 あくまで私の経験上だけれど、今のところ100%の確率で「知らない」と返ってくる。 かくいう私も、ついこの間まで知らなかった。 きっかけは、どこからか流れついてくれた増田薫(@masudakaoru_)さんのポスト(ツイート)。 こちらまあまあのボリュームでツリーにまとめられているけれど、ほのぼのしたイラストと美味しそうな料理、読み応えのある内容で一気に読んでしまった。 ぜひ全部読んでほしいけれど、ちょっと今はその余裕がないわという人のために

    • #17 だから私は1人で旅に出る ~台湾一周を終えて~

      台湾から帰国して、気付けばもう半年ほど経った。 この間、台湾の1ヶ月後に思いがけずマレーシア・ベトナムに行くことになり、帰ってからはすっかりクリスマスから年末ムードへ。 台湾旅行記をまとめている間に年を越して、気付けば桜が咲き始めていた。 自分で手配して海外に行くようになってから10年以上経つ。 いろんな国を訪れているうちに、ドキドキやハラハラという不安めいたものはグラデーションのように色や形を変えながら、最近ではワクワクと安心感が混在したものになってきている気がする。

      • 鳥山明とドラゴンボールと私

        鳥山明先生が亡くなった。 なんでか、どういうわけか、一生死なない気がしていたことに気付いた。 有名人の訃報でここまで胸にぽかんと穴が開いたような感覚になったのは初めてだ。悲しいとか、残念とか、そういうところまでまだ気持ちが届かない。 世の中に素晴らしい作品は数あれど、今も昔も一番好きな漫画がドラゴンボールで、一番好きなゲームがドラクエである私にとって、鳥山先生はいわゆる神様であった。 私には年の離れた兄がいたこともあり、物心ついた頃には家にドラゴンボールが全巻揃っていた

        • 与えられるのではなく自分たちで生み出すことが大事なのかも /『不適切にもほどがある』

          台湾旅行記、もう1本だけ記事をあげたいのだけど、それと並行して日々のことなど。間にね。挟ませてね。 さて、今日は(正確には昨夜から)日本は大谷選手ご結婚おめでとうムードです。 結婚がゴールや成功という価値観は次第に変化してきているけれど、それとは別で、独身でも楽しく暮らしていける時代に、一緒に暮らしたいと思う人に出会って、想いが通じ合って結婚するなんて、やっぱりおめでたいことには違いないと思うんだよね。 いろんな人への配慮や気遣いはもちろんね、大事なことだけど、素直に「お

        【池袋】辛くない、脂っこくない中国料理!?初めての雲南料理レポート

          #番外編 女1人台湾12日間持ち物リスト(LCC利用)

          今回、女1人12日間(LCC手荷物のみ)という、日本人にとってはやや珍しい旅行スタイルだったかと思います。 ”長期だけど荷物は最小限”という課題のもと、何を持って行ったのかや、個人的なおすすめ、重宝したもの、いらなかったものなどをまとめていきます。 内容的には、かなりニッチで事務的なものになりますが、興味がある方はぜひ! メインのバッグは、機内持ち込みサイズの布製スーツケースとリュックの2つ! 昔は大きなバックパック1つ背負って歩いたりもしたけれど、正直、運動不足のたるん

          #番外編 女1人台湾12日間持ち物リスト(LCC利用)

          #16 環島達成!ただいま台北!そして帰路へ。

          前回の記事 約10日ぶりに戻ってきた台北は、相変わらず人も車もバイクもぎゅうぎゅうで、とにかく賑やかだ。 これまではいつも台北駅周辺に宿をとっていたけれど、急激な物価高騰で宿も値上がり、コロナ後の旅行再熱も相まって予約がとりにくい。 とはいえある程度の土地勘もついてきたので、今回は東門エリアに宿をとった。 バスや電車が使えるならアクセスはかなりいいし、もう台北に来る時は台北駅から外れても問題ない、というかむしろ街歩きには都合がいいとさえ感じた。 さて、とりあえずお腹

          #16 環島達成!ただいま台北!そして帰路へ。

          #15 花蓮で日本統治時代の面影をたどる

          さてさて、よくもまあここまで寝かせることができるわねってくらい時間をおいてしまいましたが、ようやく再開です。 書いては消して、書いては消して、を繰り返し、正直いまもこれがベストな表現かというと自信はないのですが、寝かせすぎて目を覚まさなくなっても困るので公開します。 今回は旅行記というより、歴史や戦争の色が濃い内容です。 前回の記事 そもそも私が花蓮に行くことにした理由は、大感動した太魯閣渓谷でも激うま小籠包でもなかった。 もちろんきっかけは周りの人たちのおすすめだ

          #15 花蓮で日本統治時代の面影をたどる

          小さな一息をつくためのもの

          台湾一周の記事が滞っている。 というのも、いま書いているところがテーマとして個人的にちょっとヘビーなため、言葉選びや表現に思い悩んでなかなか書き進められない。 筆が重いという表現は、時代的にあまりフィットしなくなってきたけれど、感覚としてはまさにコレだ。 自分の内側にあるものを隅々まで確認して、必要そうなものを選んでどうにかこうにか引きずり出してくるような感覚は、自由度が高い分しんどいところがある。 とはいえ、必ず最後までまとめます。自分との約束。 今回は本当にこれ

          小さな一息をつくためのもの

          #14 台湾人も絶賛した太魯閣(タロコ)渓谷は、やっぱりすごかった

          前回の記事 花蓮に行くことを決めた時でさえ、太魯閣(タロコ)渓谷が有名なのは知りつつも「景勝地の山歩きか~。あんまり興味ないかな~。」くらいにしか思わなかった。 それなのに、台湾で会う人会う人、口をそろえて「花蓮に行くなら絶対太魯閣に行くべき!」と激推ししてくるもんだから、さすがに気になる。 とはいえ、調べてみると花蓮最大の観光地といわれる割にアクセスが悪い。 タクシーで回るには結構な距離があるし、バスは本数が少ないし、いまいち見どころがわからない私にはなおさら予定が組

          #14 台湾人も絶賛した太魯閣(タロコ)渓谷は、やっぱりすごかった

          ただ街を歩いているだけでも、自分を好きになれる。

          さて、台湾旅行記の途中ではありますが、年が明けて最初の更新ということで新年のご挨拶を。 2024年もあっという間に1週間が過ぎ、すでに仕事が始まり日常に戻っているという人も多いかと思います。くぅー! 私は今回の年末年始、だいぶ余裕をもっていつもより長めに休暇を取り、今日が仕事始めでした。 今年は去年よりたくさんお仕事したい!増やしたい!です。 そして今日は成人の日ということで、土日が成人式だったところも多く、普段は歩く人も珍しい私の住む田舎の飲み屋街も、週末はフレッシュ

          ただ街を歩いているだけでも、自分を好きになれる。

          #13 花蓮の街並み。夜市。食べたもの。

          前回の記事 台東から自強号で約1時間40分。次の目的地である花蓮に到着。 初めて台湾に来た時、九份のゲストハウスで話した中国人が「今回の旅の1番の目的は花蓮!あなたは行かないの?もったいない!」と言っていたのが印象に残っていた。 出発前に調べてみると、台湾で最大の面積がありながら、その大部分が山地で、東側の海は美しさのほかにサーフィンスポットとしても人気なのだとか。 また、いまも先住民族が暮らしているため、独自の文化が発展しているという、美しい自然と伝統文化が共存する

          #13 花蓮の街並み。夜市。食べたもの。

          #12 深呼吸したくなるアーティスティックな街・台東

          前回の記事 高雄から向かった次の街は、台東。 どこかに行きたいとか、何が見たいというのがあったわけではないけれど、ただ、東の街っぽいし、一応ね!という感覚だけで行くことにした。 これより台湾の東側の旅になる。 台東へは特急列車で約2時間。たまたま最新の車両にあたったので、綺麗だし、快適に過ごすことができた。 台湾は、台北、台中、台南、高雄など、主に西側に都会的な都市がある。 東側は先住民族が今も多く住んでおり、自然豊かでのんびりとした街が集まっているのだとか。 高雄か

          #12 深呼吸したくなるアーティスティックな街・台東

          #11 台湾南部の大都市・高雄へ

          前回の記事 台南楽しすぎるし、全然楽しみ尽くした気もしないけど、せっかく環島するなら他の都市にも立ち寄りたい。 ということで、台南の次は、台北に次ぐ大都市とも言われる高雄へ行くことに。 高雄へ行くには高速鉄道もあるけれど、台湾鉄道の方が安いうえに移動も楽なので圧倒的におすすめ。 嘉義に行く時に乗ったことあるしと余裕ぶっこいていたけれど、これがのちに仇となる。 台南ー高雄は距離も近く、本数もある程度あったため、特に時刻表を調べず次に来た電車に乗ろうと駅に着くと、ちょうど

          #11 台湾南部の大都市・高雄へ

          #10 台南あちこち散歩

          一人旅ではよく歩く。 たぶん、誰かが一緒に歩くとしたら嫌がられるくらい、よく歩く。 歩く理由は、まあ、交通費がかからないというのもあるけれど、それはどちらかというとサブ的要素。 そもそも歩くって、旅の移動手段としては最強だと思っている。 自分のペースで進んで、気になったらすぐに立ち止まれる。 自転車やバイクのように置き場や盗難を気にすることもなく、自分の体を気になるところにさっと連れていける。 行動範囲は限られるけど、その分、乗り物で移動したときには見えない光景に出会

          #10 台南あちこち散歩

          #9 台南うまいもの一気読み

          前回の記事 ここからは、時系列イッサイガッサイ無視して、ひたすらおいしかったものたちを。 ウェルカムマンゴー 最初に泊まったゲストハウスで仕事をしていたら、オーナーさんがくれた台南マンゴー。 今年は豊作かつ当たり年だったらしくて、とんでもなく甘くておいしくてびっくりした!!!! 2日連続通ったローカル食堂 宿の近くにあって、通るたびローカルでいっぱいになっていた食堂。 乾麺とワンタンスープを食べたらとっても美味しいのにとてもリーズナブルで、日本語通じないけど、お店

          #9 台南うまいもの一気読み

          #8 激ウマ鶏肉飯(ジーロウファン)三昧の日帰り嘉義旅

          前回の記事 台湾料理といえば、絶対にと言い切れるほど挙がるのがルーロー飯。一般的な食堂から専門店まで、あらゆるところで気軽に食べられる台湾フードの代表格だ。 甘じょっぱく煮込まれたトロトロの豚肉そぼろを、タレごとごはんにかけた料理で、私も今のところ台湾に行くたび必ず食べるくらい好き。 シンプルに思えて、店ごとに豚肉の大きさや脂加減、柔らかさ、タレの味や八角の効き具合などが違うので、それを楽しむ人も少なくないと思う。 でも、以前から私は大人気のルーロー飯より、鶏肉を乗せた

          #8 激ウマ鶏肉飯(ジーロウファン)三昧の日帰り嘉義旅