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福祉業界のビジネス視点?

  あそこの施設長、100均教の信者やねん

 顔見知りの障害者福祉施設で働く女性、以前、働いててケンカしてやめた所をグチっていました。

 その施設では、消耗品など翌日配達してくれる業者と契約していて、何か追加で注文しようとすると、

「そんなん、100均で売ってるやん!
100均の方が安いやん!
オレ、明日買ってくるわ!」

と、一々チェックが入り、数十円の差を発見すると、その商品だけ注文からわざわざ外し、なのに、次の日きっちり買ってくるの忘れてて、

「○○さん、今日帰りに100均寄って買っといて」

  ワタシ、100均の店行く用事ないし、今日使うやつやし。
 残業も付かんのに、なんで行かなあかん、ハナから業者に頼んだら良かったんちゃうん ?

と、度重なる100均詣でのサービス残業にキレて、

もう、辞めさせていただきます!

となったそうです。

 あれで、あのオッサン
「福祉にもビジネス視点が必要や!」
なんて平気でぬかしおんねん。
アホやで!

 経営側として節約をしているつもりで、結局は従業員にサービス残業を押し付けていると、気付けない。
  ホントなら消耗品購入も正規業務の内、従業員がわざわざ購入しに行く約一時間、その時間給千数百円を使って、数百円ケチる無駄な指示をしてると想像力が及ばないのかも。
 それでなくても人手不足で残業ばかり、本来の支援業務にも支障をきたします。
 浅はかなビジネス視点です。

 
 もう一件。
  送迎でよく出合う、となり町の放課後デイサービスのドライバーさん、運転席前の画面、速度計の下で何やら点灯してるマークを見ながら

また、ポンコツや」

 そういえば、その放デイの送迎車、よく変わると思っていました。

 春先の少し汗ばむ陽気の日、
「窓閉めて、エアコンかけてる方が暑いがな… ガス抜けとるなぁ」
と、ボヤいていたのを思い出しました。

 聞くところによると、数台ある社用車全て10万キロを超えていて、とっかえひっかえ、しょっちゅう修理に出ていると。
 その日のポンコツは、1台のエンジン不調の代車で、
「代車のクセにポンコツやねん、子供ら乗せなアカンのに…」
エンジン不調車は、どうやら廃車になる予定で、今、「ハイエース探してる 」そうで。
 「なかなか見つからんらしい、中古やと」

新車やないんですか?

あのケチが新車なんか買うかいな
安もん買いの 銭失いやね


結局、無駄な修理費用重ねるんやったら、全部リースにしはった方がエエんとちゃいます?

「言うたって欲しいわ」

 他の事業所に進言する義理もないので、その場は 『お大事に』とお別れいたしました。

 厄介なビジネス視点が溢れています。

 ⭐⭐⭐

これからは、福祉業界もビジネス視点が必要!とは言え、人件費&経費削減しか思い浮かんでなさそうな…
 利益追求一択で、つまりは金儲け視点しかない残念な感じ、目先の損得に振り回されている人、福祉業界で頻繁に出くわします。
 もっぱら、学校卒業してから数十年、ずっと福祉で頑張ってきましたって方に多いように思います。
知らんけど。

 ビジネス視点を言うなら、先ず信頼関係の構築 (対 契約相手の利用者、雇用主↔️従業員)が一番、その上で安定した利益、取引の継続を重要視するのがスジってもんです。

商売人のボクは、そう思います。

 


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