エコロジカルアプローチ指導実践記録①(2023年4月5日)

2023年度よりエコロジカルアプローチを指導に活かすため指導トレーニング記録を残していこうと思いNoteを書き始めました。
指導歴15年。JFA サッカーC級(2023年B級見込み)・フットサルC級・海外ライセンス複数所持ですが、JFAライセンスを取りに行ってなかったので、今更取りに行っています。
普段の指導現場は某スクール・某クラブ・大人や子供のクリニック等になるため、振り返り等の為にも日記感覚で書いていこうと思います。

日付:2023年4月5日
会場:埼玉県白岡市(フットサルコート)
カテゴリー:U9・U12
形式:クリニック
人数:24人+2名(見学)

◆トレーニング内容
テーマ:ディフェンス個人戦術
W-up:アイスブレイク・ステップワーク
トレ1:1vs1(3種類 目的別)
トレ2:フニーニョ(3vs3 4ゴール)※オプション
GAME:6 vs 6(壁あり)

アイスブレイクを通じてステップワークを中心に行う。言語主導で行わず、制約やルールでステップワークを引き出そうと試みました。
ミーティング2回(カテゴリー別で1回ずつ)、フリーズ2回。信頼関係の構築やルール説明に時間が掛かりミーティングが長くなってしまった。説明後には色々な動きが引き出せたので結果オーライと捉えて良いのかを改めて考える。

トレ1の1vs1は突破・運ぶ・保持の3種類のオーガナイズで実施。状況に応じて守備時のステップ(けん制・限定・誘導時)が異なるため、いろいろなステップワークを経験させることを目的としたが、終了後にオーガナイズ時点で問題があったと思案。2か所で実施したため、「DOの確保」が十分でなかったと反省。また、渋滞が起きて強度低下を招いた。3か所でそれぞれのテーマで行うようなオーガナイズでやれば尚良かったと思う。これを次に活かそう。

トレ②ではフニーニョ(4vs4 4ゴールゲーム)を実施。
先ずはシンプルなミニゲーム形式で行う。
オプション①でゴールを決めた選手が抜ける。全員抜けたらor人数が少ない方(時間制限)が勝つという制約で実施。
数的同位から数的不均衡(優位・劣位)の状況で守備組織のリビルド・スペース管理、数的優位性の活かし方を獲得できるかを観察。U12の何名かは獲得し、ミニゲームに締まりが出てきた。U9は中々難しい設定だったので、グルーピングで3vs3の2グループでの実施であれば良かったと思う。こちらも要改善。

GAMEはフットサルコートでの6vs6。
U12ではフニーニョで行ったスペース管理がハマった現象が起きた。継続していければ良い守備組織が出来ると思う。攻撃側のトレーニングは今回はほとんどやっていなかったため、リバウンドの壁の設定は要らなかったと反省。欲張りすぎた。
U9ではまだスペース管理等の現象は出なかった。やはりトレ②でのオーガナイズミスが起因していると思われる。普通ゲームになってしまった。

総評としては、U9のオーガナイズのミスが一番痛かった。
選手は新鮮なトレーニングで楽しめたと思うが、個人的には中々に難しかった。トレーニングキットの確認など、もっとやっておけば余裕を持てたと思う。その場でトレーニングの構築するのも大事だけど、正直、準備不足でした。
エコロジカルアプローチをアウトプットしている最中のため、言語主導的になってしまいそうになる場面もあった。制約・環境主導の難しさを痛感したトレーニングだった。ただ、改善要素は多分にあったため、しっかりと自分の力にしていこうと思う。
しかしながら、子供たちの笑顔に癒され、指導をちゃんと楽しめるようになってきたのが良かった。

次の機会が楽しみです。

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