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上がれ、我らのモチベーション

仕事のモチベーションが上がるのはどんなときでしょうか。
昇進、昇給?
それとも?

経営を理解したいとおもって最近数冊の本を読み始めています。いつか経営についてまとめてみたいと思っていますが、今日はこちらの本の一節をベースに「やる気」について考えてみたいと思います。

会社や上司からの関心や配慮

労働者のやる気を引き出そうする取り組みは、今世紀に入ってから活発に検討されてきたようです。

今世紀初頭とは、会社の労使関係がしっかりしていない時代のことです。

会社はお金を支払わなかったり、労働者はサボったり。
コンプラなんてない時代なので想像に難くありません。

そこで、労働者のやる気を促すべく、労働とその対価の関係を科学的に管理する手法が持ち込まれてきました。そして働く人や能力のある人には給料アップ!という物理的にわかりやすい手法が用いられました。

ただ、これによって全てが解決しませんでした。むしろこのような科学的な手法は人間性を否定したやり方のようにみなされたりもしました。

一方,これの検討の延長線上に,おもしろい事実が見出されます。

それが本書でも紹介されている「ホーソン工場実験」。
労働者による生産効率向上にはどのような要素がどの程度影響するかを検討したものでした。実験では「照明の明暗」などの要素が検討されました。

その結果、そのような要素によって生産性の違いが生じることはありませんでした。それどころか,照明が明るかろうが暗かろうが生産性が高かったようなのです。

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