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プロになりにアルゼンチンに行ったのに、結局だらだら過ごしたアルゼンチンでの話【 出発編 】

前回は、アルゼンチンに渡る前の準備や、背景に関してのお話でした。
今回は、アルゼンチンへ出発し、その後どのように過ごしていたのかのお話をしたいと思います。


いざアルゼンチンへ!


まずは僕がどのような形でアルゼンチンに渡ったのか。その辺からお話をさせてもらおうかなと思います。
前回もお話しましたが↓

留学をマネジメントしている方を紹介してもらって、話を進めていました。
その方は、調べたら出てきますが、ボカ・ジュニアーズでのプロ契約経験があり、
東京ヴェルディでの下部カテゴリーの監督や、TVの実況解説など、サッカー界ではとても有名な方です。
その方に、現地で暮らしている日本人の方を紹介してしてもらって、家に居候する形で話を進めてもらっていました。

留学にも色々な方法があると思いますが、
・期間を決め、現地で生活をしその経験を活かして日本に帰ってくるパターン(いわゆる留学)
・プロ契約を勝ち取る為に、クラブへ練習参加や、セレクションを受けるパターン(現地で仕事を決める)

僕は後者が目的でアルゼンチンへ渡りました。
現地の日本人の方に生活費をお支払いし、またその方のコネクションで、練習参加やセレクションを受けるといった形でアルゼンチンに渡ることとなりました。

もちろん単身で乗り込む予定ではいましたが、
同じ時期に同じ挑戦をする、しかも同い年のトオルという選手がいて、
僕はトオルと2人で、アルゼンチンに挑戦をしていくこととなりました。

トオルは、学生時代に短期でアルゼンチンに留学経験があって、
その際に、アルゼンチンのサッカーに魅せられて、卒業したらアルゼンチンにプロになり行くと決めていた、熱い男でした。


ここからはアルゼンチンへ渡る際の話

出発日、
成田空港でトオルと初対面。
とても気さくで良いやつというのが第一印象でした。
アルゼンチン留学の経験があるトオルと一緒だったので、全てトオルに任せていました。※自分でやれよ!!

簡単な挨拶をして、早速出発の準備。
トオルに促され、出発ロビーに行ったのですが、ここで驚き。
トオルの荷物は、大型キャリーバック2つとボストンバックが1つに手荷物カバン。
一方僕は、キャリーバック1つと手荷物のカバンが1つ。。。
「そんないる??」
初海外の僕は、最低限の荷物だけで良いかなと思って極力少なめで行ったのですが、
さすが、留学経験のあるトオルは、
「向こうの選手は、日本の物やウェアをすごく欲しがるんだ。だからたくさん持っていったら、向こうのユニフォームと交換しくれたりするんだよ!」
なるほど!!

また乗り換えがたくさんあるから、その際に荷物も自分で乗せ替えをしなければならないものだと思っていたので、極力少なくしていた部分もあったのですが、
「乗せ替えは、勝手にやってくれるから大丈夫だよ。」とトオル。
なにーーー!!!

荷物を極端に少なくしたことによって、現地ではとっても後悔することになりました。。。


そんなこんなで

搭乗手続きを終えて出発。
飛行機の中ではひたすら寝る→映画を見る→寝る→映画を見るの繰り返し。
※日本の映画でアンフェアが流れていた、3回観た。

成田空港→トロント空港→ブエノスアイレス・エセイサ空港
確かこんな感じで乗り換えをしました。
トロント空港でのトランジットがとにかく長かった記憶があります!
※確か半日くらい??
待つのがとにかく苦手な僕は、この時間がとにかく苦痛でしょうがなかった!!
コミュニケーションをとるのも苦手だったので、初対面のトオルともそんなに話ができていなかったと思う。。。

日本からアルゼンチンまでの所要時間はその時30時間ほど。
まあそんくらいは何もなくても大丈夫だろうと、髙を括っていた僕は。。。
暇すぎて死にました。。
絶対に、本、パソコンは手元に置いといた方が良い!!

そんなこんなで、暇の向こう側を乗り越え、
成田空港から、ブエノスアイレス・エセイサ空港を到着した。

初めて味わうアルゼンチンの空気、
僕が、その国での外国人になった初めての感覚。
楽しみと不安、
時差なのか、30時間何もしなかったからなのか、体調に違和感を感じながらも無事アルゼンチンへ!!

そして、あんなことやこんなことを経験することになります!
そのエピソードはまた次回!


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