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「江戸城鎮守の社」「江戸の総氏神」徳川家や江戸の人たちから崇敬された日枝神社へ

日枝神社に行くはずが、思いがけず四谷の須賀神社に行くことになってしまいました。

でも、最初の目的地である日枝神社へは、やはり行きたい。時間もまだ大丈夫。須賀神社から日枝神社までは歩いて30分くらいで全然歩ける距離だし、今日は無性に歩きたい気分だったのです。ということで、歩いて日枝神社へ向かいました。

日枝神社で感じる心地よい静けさに包まれる感覚

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そもそも、なぜここに行こうと思ったのかというと、前日、秋田の日吉神社(ヒタカミのホツマ旅・番外編)のことを書いていて、急に行ってみたくなったから。

「ん?日吉と日枝って違いますよね?」
と思ったかもしれませんが、総本宮は日吉大社で同じなんです。

って僕も昨日書きながら改めて、認識し直してました(笑)

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赤坂の日枝神社は何度か参拝したことあって、定期的に、というかに思いついたときに(今回みたいに)行ってます。

参拝したことある人はご存知だと思いますが、拝殿の中がかなり広いです。僕は参拝した後、お賽銭箱から少し横によけて、その空間に意識を合わせながら、ボーっと見てるのがなんか好きなんですよね。よくわからないけど心地よい静けさに包まれる感覚がいいのです。

という感覚を前日の記事を書いているときに思い出して「なんか行ってみたいかも」って思うようになったというわけなんですね。

日枝神社へ到着

歩くこと約30分。日枝神社の鳥居が見えてきます。外堀通り沿いに歩いてきたので、最初に見えたのは稲荷参道の鳥居です。

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絶対ではないのですが、なるべく正面から入りたいのでもう少し回っていきます。

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少し歩くともう一つの鳥居が見えてきます。

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僕はいつもここから登っていくのですが、チョットした勘違いを今までしていたことに気づきます。この鳥居のところにエスカレーターもあって、ここが正面(表参道)だと思っていたのですが、実はここ、西参道だったのです。何回か通って初めて知る事実(笑)

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でもそれに気づいたのは後からのことで、取り合えずここから登っていきました。登って少し右周りに行くと手水舎があります。

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で、その横に階段があるのですが、

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ここが表参道(男坂とも呼ばれます)だったのです。

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確かにここを登ってくると、すぐ横に手水舎があって、

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中に入ると、真正面に本殿があります。

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チョット考えてみれば分かるのに、思い込みって怖いなあ(笑)

日枝神社の神様に参拝

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日枝神社の主祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)、相殿には国常立神(くにとこたちのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)、足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)。

大山咋神(おおやまくいのかみ)は山の神様。大山に杭を打つ神、大きな山の所有者という意味があるそうです。農耕(治水)を司る神様でもあります。ホツマでは「オオヤマスミ(ヤマズミ)」と呼ばれ、大山周辺を統べる人の世襲の名だといわれています。アマテルカミ(天照大御神)の内宮(正室)であるセオリツヒメ(瀬織津姫)もオオヤマスミの家系です。

相殿とはいえ、国常立神がお祀りされている神社はめずらしいですね。古事記では神世七代の最初に現れる神様、日本書紀では天地開闢で最初に現れた神様です。ホツマでは国を治める精神を説いた最初のアマカミとして記されています。

どちらも、国や山という、どっしりした安定したエネルギーがあるというところでしょうか。先程、こちらの神社は心地よい静けさに包まれる感覚が好きだと書きましたが、この感覚をもう少し具体的に言語化してみると、地に足がつく、しっかりグラウンディングしている感覚に近いかもしれません。グラウンディングできるとエネルギーが安定し、精神は安定しますからね。


日枝神社の始まりは鎌倉時代初期。江戸時代には江戸城鎮守の神、将軍家産土神として、明治維新以降は皇城鎮守の神として、また江戸の人からも「江戸郷の総氏神」として崇敬されてきました。

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さて、参道を進み、

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さっそく参拝です。拝殿の中を撮るのは失礼にあたるので写真はここまで。

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参拝する方が途切れることは、ほとんどありません。この日は平日。長蛇の列で並ぶという感じではないですが(コロナの影響は分かりません)、参拝する方はポツリ、ポツリと、それでも途切れることなくやってきます。

日枝神社は、手を合わせるところ、お賽銭箱の左右がガラリと空いています。そこから広い拝殿の中をゆっくり見ているのが好きな僕は、この日も手を合わせた後、右側に寄ってしばらく拝殿の中に意識を向けながらボーっと眺めていました。ゆっくり手を合わせたいときは、お賽銭箱にお金を入れた後、わざと端によけてから参拝することもあります。

神社って有名なところは特にそうなのですが、たくさん人がくるので、ゆっくり参拝できない場合がありますよね。そういう場合、もしゆっくり手を合わせたいならばですが、必ずしもお賽銭箱の前じゃなくても大丈夫です。僕は拝殿の横や後ろに回って手を合わせることもあります。大切なのは礼儀と気持ちですから。

八坂神社、猿田彦神社、山王稲荷神社へ

本殿に向かって右側から出ると、八坂神社、猿田彦神社、山王稲荷神社があります。

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八坂神社には素戔嗚尊(すさのおのみこと)、猿田彦神社には猿田彦大神がお祀りされています。僕はこのお二柱の神様とは昔からご縁があります。産土様、実家の氏神様としてお祀りされている神様だからです。

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須賀神社、日枝神社と回ってきましたが、同じ東京でも日常と違う街を歩き、雰囲気を味わうことは大切だなと改めて感じました。

というのも、最近の行動範囲はホント狭くて(笑)旅まではいかず、チョットした散歩でしたが、ホントいい気分転換となった一日でした。

でも、やっぱり旅がしたいですね~!


日枝神社のHPはこちらになります。


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