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それでもアメリカが好きな理由(うす〜い話)

最近アメリカから帰国した人々が漏らす日本の素晴らしさは、こんな感じだ。

「ウォシュレットは神!」
「街は綺麗でホームレスもいないし治安がいい!」
「3ドルで牛丼に味噌汁ついて笑顔で接客される国!」

凄くわかる。隙間もないほどピッタリ同意見だ。
僕も安全な吉野家でいつまでもお尻を洗っていたい。

それでも僕ら家族(妻37歳、子供7,6歳)は2年前からアメリカ移住のために動いている。会社を売却した理由の一つも海外移住のためだ。

最初は時差、生活環境、治安、金銭面、医療などを考慮してマレーシア、タイ、シンガポール、オーストラリア、ドバイと検討していた。
それでも最終的に候補には挙がらなかったが、想像するとテンションが上がったアメリカを選択した。
専門のエージェントに相談し、多額のお金を注ぎ込み投資駐在員ビザ(E-2)というものを取得するべく動いている。

1度目の申請は昨年8月にするも大使館で却下され大ショックを受けた。しかし心の片隅に「子供たちも心の準備ができてなかったし良かったかも」というのもあった。
そんなわけで移住の練習がてら現地で軽く生活すべく2023年6月17日~8月17日まで子供のサマースクールを兼ねて渡米した。そして、家族全員で2ヶ月生活して色々と見て周り、一致団結で移住したいと思った。

そこで今回は、よく聞かれる「なんでアメリカに移住したいの?」について、理由をnoteに書き留めておきたい。

銃やドラッグが蔓延し、治安も場所によっては悪く、そこらじゅうでホームレスが物乞いをし、インフレで物価も高く、さらには数十年ぶりの円安。医療もアホほど高いし、チップ文化もウザいし、格差も激しい、車が無いと不便この上なく、あればあったで渋滞も激しい、等々アメリカの嫌なところをあげれば枚挙にいとまがない。

自分達の目でも確かめたし、体験したし、その通りだと思う。
とはいえ世界の人がこぞってアメリカを目指し、挑戦しているのも事実。

正直、僕らはアメリカの政治や根付いている問題、例えばWOKE,BLMなどの深い知見は全くない。
うっすい、上っ面の、見える部分のアメリカしか知らない。いやそれすらも殆ど分かってないだろう。

僕のアメリカに住みたい理由は、その程度の見識による超うす〜い視点ですのでご了承ください。それではどうぞ、、

①デカい

いきなり最もうす〜い視点で申し訳ない。
でもご存知のように、とにかくなんでもデカいのだ。大盛り。デカ盛り。食べ物、飲み物もデカけりゃ、身体もデカいし、お店もデカいし、家も車もオモチャも何もかもデカい。先日、子供のシャボン玉液を買いに行ったらこの有り様だ。

しかも5ドルと格安だった

死ぬまで使いきれないであろう1ガロン(3.7L)。エコだSDGsだはオール無視。しかし僕はこのデカさはバカにできないと思う。デカいと心に余裕が生まれるし、ご存知のように「デカい」はエンタメでもある。日本だと飯がデカいだけでTVに特集されるぐらいだ。つまり「デカい」は楽しいのだ。毎日デカいものに触れるだけで楽しいし面白い。それがアメリカなのだ。

②おバカである。

またシャボン玉液を例に出して申し訳ないが、これは大手スーパーマーケットのTargetに売っていたものだ。真剣に作っているメーカーがあり、バイヤーと商談をして配下されたのだ。因みに容器はグリーンとピンクの2種類あった。誰か止めなかったのだろうか?こんなにいる?って。他にも沢山おバカ例はあるが、一番好きだったのはこれだ。

ビーチで子供の誕生日パーティをやっていたのだが、もうデコレーションがおバカで最高なのだ。パラソルにバルーン巻いてパイナップルの葉には色付けがされている。

よく見たらフラミンゴも刺さってた。

大人が子供達のために大真面目にセットアップしているのをみて、これはマジでおバカ、脳内お花畑というか、いつまでも童心を持っていないと思いつかない。そう、おバカは童心である。そして童心は言うまでもなく楽しい。アメリカには童心が溢れているのである。

③サバイバル感

道を一本それるだけで荒れ果てる街並み。信号待ちではホームレスがHELP!と書かれた段ボールのサインを持って寄ってくる。マクドナルドでシェイクを飲んでいたら幼児の手をひいたオバちゃんが物乞いをしてきた。ここは本当に経済大国のアメリカなのか?と思うほどだ。街を歩けば人が逮捕されていたりジャンキーが横たわっていたり。

日本でダルダルに緩み切った僕らの危機管理能力は自然と磨かれる。
あと言葉。日本人ならば学ばなくとも自然と多くの英語を知っている。デスク、ブック、アップル、ウォーター、ビッグなどなど。これを隣国の韓国語でお願いします、と聞いても殆どの日本人は答えられないニダ。
アメリカに行くと知っている単語を使ってある程度生活が出来る。母国語でない言葉を駆使して生きていく感じ。
自分が普段使わない判断能力と、言語を使って生活していくお手軽なサバイバル感。これが毎日を刺激的に楽しくするのだ。

④ワンチャンありそう。

子供が学校に行っている間、妻とカヌーで湖を漕いでいる時だった。

レンタル1時間39ドルだけど楽しい

ドラマに出てくるような豪邸やクルーザーのある生活がずらっと目の前に立ち並んでいた。庭には船や水上飛行機を停める場所があり、そこから家に出入りして楽しそう。

当たり前のように存在している成功者。すぐiphoneで家の相場を調べるとどこも10億円超え。船は数千万から数億円はしそうだ。そんな家が1軒、2軒じゃなくて何十軒もあるのだ。マジでゴロゴロ、うようよ成功者がいる。
物理的に手が届く距離に、富と貧が日々ドカーンと存在しているアメリカ。
僕の友人は友達と2人でノリでインスタント食品を輸入販売する会社を立ち上げた。それがなんと3期目の今年は売上30億円 (利益率も高め)に届きそうで税金対策が忙しそうだったし、もちろんバカデカい家を買って住んでいた。
ワクワクするよね。ドキドキするよね。もしかしたら僕らもチャレンジしたらワンチャン成功しちゃうんではないか?そんな期待をさせてくれる雰囲気がある。というか、そういう例がゴロゴロ転がっている。それがアメリカなのだ。

他にも多様性を受け入れいてる価値観、子供が伸び伸び生きている、自由な教育制度等々あるが、それらは、うす〜い話ではないので割愛する(笑)

以上が、僕の感じたアメリカに移住したい理由の数々だ。いかがだろうか?薄くて驚くかもしれないが、それぐらい気軽に引っ越しを決めれる時代でもあると思う。まぁビザが降りないとどうにもならんのだが。

年齢的にもまだまだ頑張れる。これが6、70歳を超えた時に同じ気持ちでいるのは難しいと思う。子供が小さく僕もまだ40代というのも移住を決めた理由の一つだ。最高な日本にはいつだって住める。

FIREしてもすうぐ3年。足腰と精神が元気なうちに、またいっちょ頑張るか!と思わせてくれたアメリカには感謝だ。お尻に火がついたとはこのことだ。消さないようにウォシュレットには気をつけたい。


10年前に旅したことを書いてますが、古くてあまり更新するモチベ続かずですが興味あれば、、
【世界一周のこと https://note.com/katsuo81/m/mfbd38c989979
【読書ノート https://note.com/katsuo81/m/m7f3bc144e287
など。
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ホームレスになったヒモ男、世界一周したら小金持ちになった話。
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