五輪男子サッカー観戦記


東京五輪 サッカー男子日本代表をTVで観戦。
日本対フランス 4-0
強豪相手に圧倒。
私が五輪サッカーをちゃんと見出した1996アトランタ五輪以降のオリンピック代表の中で見ても、今回のチームは歴代最強と言っても過言では無い。
南アフリカ戦とメキシコ戦も見たが、負ける気配は全くなかった。

《所感》
フォーメーションは4231


     CF
左SH   久保   堂安
  田中碧  遠藤航
左SB                        酒井宏
  富安    吉田
     谷


基本人選は上の通りで、対戦相手や出場停止などの兼ね合いから3ポジションのメンバーが変わっていくと見て良いだろう。

最終ラインの酒井宏、吉田、富安の並びはそのままA
代表と変わらず、他国のA代表クラスでもなかなか突破出来ないカテナチオである。ここに遠藤も加わり、より盤石となる。2点以上の失点は想像がつかない。

左SBは、旗手と中山の選択となりそうだが、SBとしては中山の選択が手堅い。元々、CB・ボランチが本職なので対人能力に長けている。メキシコ戦では、1人だけ異常にボール扱いが優れた10番が右サイド(日本の左サイド)に流れて来たが、マッチアップでほとんど仕事をさせなかった。中山が左SBに収まることで、日本の最終ラインは鉄壁となる。

田中碧と遠藤航のダブルボランチのバランスも素晴らしく良く、左右の関係というより、遠藤航が下、田中碧が上という上下の関係になることが多い。遠藤が守備をコントロールし、田中碧が試合をコントロールするような感じだろうか。
フランス戦では田中碧がもうちょっと底に降りて来て、くさびのパスをもらいに来ても良いかなと思った時間帯があった。

久保、堂安は言うことないでしょ。

左SHが1番ゲームプランを左右する人選になるように思う。旗手、相馬、三好、三苫、誰が出ても遜色ない。
通常なら、相馬、三苫。
守備色を強めるなら、旗手。
久保・堂安のどちらかが退場してゲームメイクも任せるなら、三好。
三苫はそのドリブルに特異性があるので、負けてる時のジョーカー的な扱いになるような気がする(怪我明けやし)。

CFは林と上田の2択。
林は前線からチェイスしまくるハードワークを厭わず、DFを背中に背負いながらターンして前を向く技術が長けている。
上田は、FWとしての引き出しが多彩で、自分も決めれるし、周りも活かせるという万能型だ。

《展望》

予選の3試合を見て思ったのだが、
南アフリカ戦のように、相手が勝つ気がさほどない0-0、1-0のゲームプランを立てて、引き気味に来られると、かなり苦戦する。
決勝トーナメント一回戦のニュージーランド戦は、おそらくこのパターンになるだろう。この場合は多彩な攻撃パターンを持つ上田が先発の方が良いと思う。
次戦は、スペインとコートジボワールの勝者となるので、より攻撃的に来るだろうから、林を先発して、最前線からのチェイスで攻撃の芽を摘み取る戦略の方が良いと思う。


ニュージーランドは0-0のゲームプランで来るだろうから、とにかく早いうちに1点取りたい。1点取れば、まあ負けることはないだろう。

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