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具体化と抽象化のトレーニングが大事な理由

みなさん、こんにちは。
友達との会話中に「〇〇さんは頭が良いね」や仕事の会話中に「〇〇さんの話はわかりやすい」ということをよく耳にします。今回はそれらを具体化と抽象化の観点から考えてみます。

具体化と抽象化の両方が重要であるという事実

「抽象化」と「具体化」のどちらか片方のみで議論した場合に発生する問題について説明してみます。

抽象化が問題になる瞬間

物事が抽象的すぎて理解できない場合です。抽象化が過ぎると、具体的な行動指針が見えづらくなり、理論や原則の語りだけになりがちです。また、仕事の打ち合わせで目標や施策が抽象的過ぎると、それが具体的なアクションへとつながらないことがあります。

具体化が問題になる瞬間

具体的な指示以外の行動ができない場合です。つまり、「指示されたことしかやらない」という状況が生じます。具体的な指示やルールがあると、それに沿って行動することは可能ですが、その枠を超えた行動が困難となることを意味します。現代社会では、人工知能や自動化技術が発達し、具体的な指示に従うだけの仕事は機械に取って代わられていく傾向にあります。

具体化と抽象化を適切に行き来しながら考える

問題解決のためには、具体化と抽象化を適切に行き来しながら考えることが求められます。

問題解決のパターンは大きく3つあると言われています。
- 具体→具体:表面的な問題解決
- 抽象→抽象:机上の問題解決
- 具体→抽象→具体:根本的な問題解決 ◎ これがおすすめ

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前述したように、「具体→具体」の問題解決は言われた通りのことを何も考えず対応するといったことになります。似たような問題であれば、うまくできるものもあるかと思いますが、少しでも状況や環境が変わると、前例がうまくいかなくなったりすることでしょう。
「抽象→抽象」の問題解決は、具体的なアクションに落ちていないことになります。つまり、解決したい問題があったときに「〇〇を意識します」、「〇〇を徹底します」など具体的にやることに落ちていないようなシーンがこの問題解決方法になります。

頭の良い人、話のわかりやすい人は何をやっているのか?

みなさんの周りの「頭の良い人、話がわかりやすい人」は根本的な問題解決をしている人ではないでしょうか?
これからの時代でも活躍できる人材になるために、具体と抽象を行き来しながら問題を解決する方法を習得することが重要かと思います。どうやって身につけるのかは、別の記事で紹介できればと思いますのでお楽しみに。


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