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「一人の行動からまちは変えられる」まちデザで得た勇気とは/まちづくりプレイヤーに聞くvol.2

こんにちは!勝山DMOの広報です。私たちのnoteでは、福井県勝山市を盛り上げようと頑張るまちづくりプレイヤーの声を紹介しています。
今回ご紹介するのは、「人の心と体を元気にする!」をモットーに地元活性化に取り組む土田未来子さん。土田さんは福井県認定「農遊コンシェルジュ」の資格を取得し、「ふくい農遊ハイキング」や「福井食材キッチン」のイベント企画・開催などを手掛けています。
子育てとご自身の取り組みを両立する傍ら、「まちデザ2021」「まちデザ2022」などのスクールにも積極的に参加し、常に学ぶ姿勢を忘れない方でもあります。そんな土田さんに、まちデザに参加した感想や得た学びについてお話をお伺いしました。

はじめに/まちデザとは

まちのデザインスクール(略:まちデザ)・・・多種多様な分野で活躍する人を講師に招き、まちづくりやビジネスに使えるデザイン思考「問題の本質を掘り下げ、解決のための設計を行う」が学べるワークショップイベント。勝山市の地域創生事業の一環として2021年からスタートしました。

まちのデザインスクール -小さくはじめるコミュニティデザイン& PR-
まちのデザインスクール2022

背中を押した「一人の行動からまちを変えられる」という言葉

ー ご自身でイベントを企画開催するなど様々な取り組みをされていると思いますが、まちデザに参加しようと思ったきっかけはありますか?
まちデザ2021が開催された年はちょうど、「農遊コンシェルジュ」の資格を取得をしたり、地域活性化を目的とした
勝山の自然と福井の食をまるごと堪能出来るイベント「ふくい農遊ハイキング」をスタートさせたりと、新しく取り組みをスタートさせたタイミングでした。こういう取り組みを始めたのも、勝山市の人口減少が顕著になっている今、勝山市の人口流入が促せるような取り組みを起こして盛り上げるしかないと考えがあってです。なので、講師・守屋真一さんのテーマは特に自分のやってる活動や考えにリンクするテーマだなと感じて、積極的に学びに行ってみたいと思ったことが大きなきっかけです。あとは、私自身“学ぶことが大好き”でして(笑)

「農遊コンシェルジュ」の資格を取得し様々なイベントを開催

ー 学びが大好きというのは素敵ですね!実際にまちデザ2021に参加されてどうでしたか?
初参加だった講師・守屋真一さんの「一人の行動からまちを変えられる」という言葉にグッときました。とても印象的な言葉で、小さなステップを重ねていくことでも大きなことに繋がっていくんだという大きな希望をもらいました!どうしても地域を巻き込むとなるとプレッシャーがあるように思うんですが、今自分がやっていることを自分なりに積み重ねれば何かが変えられる、そんな風に自信が湧きました。

まちデザは、学びと切磋琢磨できる仲間がいる場

ー スクール参加後、何か行動の変化はありましたか?
講師・行元沙弥さんの地域を巻き込む手法のワークショップは面白くて、ご紹介されていた『パーパスモデル』という本も買いました。この回で変わったことと言えば、「地域活性の取り組みは自分一人でやるのではなくて、周りを巻き込んで“自分事”にしてもらうことがやっぱり大事だ」と確信を持ったこと。ちょっとずつですが、周りを巻き込んでいこうという意識の変化が起きました。

ー まわりを巻き込むって簡単ではないですよね。山本さん以外に印象に残ったことはありますか?
やはり講師・守屋真一さんはまちづくりのお話は‟レジェンド”だなと(笑)守屋さんが東伊豆で実行されたようなまちづくりが勝山でも起こせたらいいなと願うばかりです。まちデザ2021・2022での守屋さんの回には両方参加しましたが、どちらも刺激ばかりでした。

ー そうですね、勝山でもどんどん変化を起こしていきたいですね。2年連続参加いただきましたが、まちデザは土田さんにとってどんな場ですか?
「まちを盛り上げよう」と考えたり行動したりする人がまだまだ多くない中で、「まちを盛り上げるマインドが高い人」が集う場になっているなと感じています。集まる人達はエネルギーに溢れているので、そのエネルギーに触れることで元気になる。実はそのエネルギーが最終的に自分の取り組みのエネルギー源になっていて、自分にとってまちデザは「一人じゃない。仲間がいるんだ。」という心の支えの場になっています。
もちろんそれだけではなくて、学びたいテーマについて学べたり、学びを通じて参加者同士で切磋琢磨できる、とにかくまちデザはいい事尽くしの場だなと思いますね。

勝山を盛り上げる、目的にした「ちょいチャレ」

ー 今後挑戦したいことについて教えていただけますか?
今年は「ちょいチャレ」と題したまちを盛り上げる取り組みに積極的にチャレンジしていきたいと思っています。特にイベントをベースにした場づくりに興味があります。
既に始動し始めているちょいチャレは「福井食の魅力まるっと伝え隊」というもの。食をテーマにしながら、ハイキングや歴史、料理教室などの要素を組み合わせて福井県の魅力を伝えるPRプロジェクトです。活動ベースは勝山市にしていますが、福井県全体のことを伝えていきたいので‟福井”と名付けています。また、このプロジェクトには外部コーチを入れたりして、共に活動する仲間の数を増やしてます。もっと周りを巻き込んでいきたいなと。まるっと伝え隊の他にも、勝山のお土産開発などに携わってみたいですね。

同じ想いを持つ人を巻き込みながら「ちょいチャレ」に挑戦していくという

ー 色んな構想があって楽しそうです!最後に、まちデザを人におススメするとしたらどんなポイントがありますか?
やりたいことを模索中の人には「やりたいことが見つかる場所」、既にやりたいことが見つかって活動している人には「プレーヤーとしてどう動くべきかなどの具体的なアドバイスや学びが得られる場所」だと、そんな風に伝えたいなと思います。それにプラスして、「元気がもらえる場所」だよということも伝えたいですね!参加の回を重ねる毎に仲間が増えていく、そんな場を求めている人にとってまちデザは価値があるように思います。

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貴重なお話ありがとうございました!
土田さんの言葉を通して、まちデザには志高くエネルギーが高い仲間が集まる場になっていることが良く分かりました。
そんな場をこれからも持ち続けていきたいと思います。まちデザにご興味がある方は2023年開催の回にぜひご参加くださいね!
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土田未来子さんのプロフィール
専業農家に嫁ぎ現在は大学病院に勤務しつつ3人育児に奮闘中。『人の心と体を元気にする!』をモットーに地元活性化、教育、食を主軸に活動。2021年に「ふくい農遊ハイキング」、2023年に「福井食材キッチン」をスタート。


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