タブーに近い「信仰」にフォーカスしたプロダクトを作ろうと思ったわけ。
昨日「信仰を持つ人たちがつながる縁繋ぎアプリ」の事前登録受付を開始しました。
このnoteではアプリを作ろうと思った背景やこれからの展望について、現時点で考えていることを書き記していきたいと思います。
はじめに
お断りとして、このアプリは宗教への勧誘や布教活動を禁止することとします。あくまでいままで友だちづくりや仲間集めにおいて、信仰や宗教に触れることができずにいた人たちを主なターゲットとして、信仰を隠すことなく人と繋がることができる友だちマッチングアプリです。
ではなぜそんなアプリを作ろうと思ったのか?
「目の前」のお坊さんが困っていた。
株式会社くうるは2019年2月に創業してから、「お寺という場所」のアップデートを行う事業に挑戦を続けています。
決して一方的な利益のためだけでなく、斜陽にある日本仏教界において、サービスや場所のアップデートは今後もしくはいままさに取り組むべき課題だと考えています。(記事にもありますが神社も同様かもしれません)
いまはお寺でのイベントを企画しようにも新型コロナウイルスの流行で容易ではありませんが、これまでに3桁に迫る数のお坊さんに話を聞いていただき、現在2名のお坊さんが想いを同じくして挑戦すべくチームに参画してくれています。
どのお坊さんも口を揃えて、「お坊さんは閉鎖的」「何かやりたくても独りじゃできない」「お坊さんの友だち少ない」と言います。(でも意外とぼくがお話しして面白いなとか、この人たち相性良さそうって思った人同士が知り合いじゃなかったりすることを不思議に感じてました)
最近こんなツイートがありました。
そこへ今回のマッチングアプリの素案をツイートしてみると、
いくつか反響をいただき、やはりニーズが存在していることを改めて認識することができました。
決め手は仲間のお坊さんとオンライン会議を行った後の一言。
目の前にいる彼らの課題に取り組むことが、進めたい事業の糧にきっとなる。なにより同じように悩みを抱えて活力を世の中に生かせていないお坊さんがきっと大多数いるはずで、そんな人たちが出会い立ち上がる場をつくることで日本の仏教界や世の中全体を少し変えられる気がしています。
リーダーとフォロワーに色分けをしない
Twitterなどではしっかりとした軸とビジョンや個性を持つリーダーと彼らの活動を支援・チェックするフォロワーという構造にはっきり分かれてしまっています。特にお坊さんだと顕著に感じます。
この構造だとフォロワー同士の交流や、フォロワーの中のリーダーが生まれづらい。エンナスはそんな課題も解決できるツールにしていきます。
仏教も神道もキリスト教もイスラム教も...
きっかけはお坊さんですが、同じように「信仰しているものが違う」「信仰を持っていることを明かせない」という理由により、生まれていない縁がきっとある。
エンナスはこれから、お坊さんを巻き込み、神主さんを巻き込み、牧師さんも巻き込み、さらには信仰を持たない人たちも巻き込み、それぞれが交流できるマッチングアプリを目指していきます。いままで「あの人は神主さんだから」という理由だけで生まれなかったお坊さん×神主のコラボがきっとあるから、それを生み出す土壌をつくりたい。
こんな記事が話題に上がりましたが、「もう救いはいらない」なんてことはない。必ずしも宗教や信仰である必要はないかもしれませんが、信仰を持つ人たちだからこそ発信できることがきっとある。そんな人たちを後押しするプロダクトを作っていきたいと強く思っています。
事前登録をお願いします!
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。ぜひわれわれが作りきれるように、もっと良いものが作れるように事前登録していただけますと幸いです。
(お知り合いのお坊さんや神主・牧師の方にご紹介していただけたりすると尚のこと喜びます。)
なお、Zoomでのユーザーヒアリングにご協力いただけるお坊さんも募集しておりますので、ご興味ある方はコメントやTwitterのDMなどでお問い合わせください。
開発協力者も募集しています
このプロダクトを一緒につくってくれる方を激しく求めています。
現在募集しているポジション
・アプリデザイナー
・iOS/Androidエンジニア
yentaのようなマッチングアプリとuniposのような優しい世界が広がるプロダクトを目指しています。Figmaでデザインを作り、React Nativeでアプリ開発を行う予定ですが、技術的に最適な選択をご提案いただける方はより歓迎いたします。
MVPの作成には十分な報酬をお支払いすることができませんが、しっかりとニーズ検証を行ったのちに適切な資金調達を行うことも視野に入れております。長期的な関わり方ができ、かつ世界観やビジョンに共感いただける方からの募集をお待ちしております!(コメントまたはTwitterのDMまで)
サポートいただいたお金はすべて事業の推進に利用させていただきます。 お読みいただいただけでも大変励みになります。 ありがとうございます!