【6/5対日本ハム3回戦○】6月早くも5本目!大山悠輔13号3ラン!小野寺暖相手を突き放すタイムリー三塁打!BIGBOSS率いる日本ハムを相手に同一カード3連勝!
こんにちは!かったーです!
阪神タイガース、5連勝です!
「新庄BIGBOSS・週末の甲子園」で開幕前から注目を集めていたこのカードを3連勝で締めくくることができました。
チャンスでの凡退が続いていた佐藤輝明選手の先制打・6月絶好調の大山悠輔選手の3ランHR・小野寺暖選手のタイムリー三塁打・島田海吏選手の「一日一善」タイムリーヒットと効果的な攻撃で8点を奪います。
投手陣の方は伊藤将司選手が中盤に捕まりましたが、それでも6回3失点でまとめアルカンタラ選手・湯浅京己選手・石井大智選手と繋いでいきました。
今季2度目の同一カード3連勝で交流戦の順位が単独2位となり、優勝も十分狙える位置につけています。
好投手との対戦が予想されるソフトバンク・オリックスとの6連戦に向けて弾みがついたので、勢いそのままに突き進んでもらいましょう。
スコア・責任投手・本塁打
スタメン
野手成績
投手成績
気になった選手
伊藤将司
チームの5連勝と同一カード3連勝を託された阪神の先発は伊藤将司選手でした。
千葉での前回登板では制球を乱すシーンが見受けられたので、修正できているかに注目していたのですが、序盤は日本ハム打線が積極的に来たこともあり、非常にテンポ良くゾーン内に投げ込むことができていました。
5回2アウトまでノーヒットピッチングを継続し、僅か51球で5回を抑え切るほぼ完璧な内容でした。
ところが6回表、少し球が高めに集まり、不運な当たりもありましたがノーアウト1,3塁のピンチを招きます。
続く万波中正選手に犠牲フライを許し1点を返されると、2アウト後パ・リーグ首位打者松本剛選手に繋がれ再び1,3塁に。
ここで迎えた野村祐希選手に左中間を破るタイムリーツーベースを打たれ、1点差に迫られてしまいました。
カウントは2ストライク2ボールで長坂拳弥選手の要求はボール気味のインコース低め、「ボールになったとしても厳しいところに投げ込んで欲しいし、今日の伊藤なら投げ切れる!」そういう意図が感じられた配球でしたが、伊藤選手が投げ切れずに痛打されました。
捕手目線に立つと「まだボール球が使える」状況ですが、投手目線に立つと「四球がよぎるのでフルカウントにはしたくない」そういう心理が働き、要求通りに投げ切れなかったのかなあと解釈しています。
打線が追加点を取ってくれたので、連投中だった岩崎優選手を休ませることはできましたが、快調なペースできていた伊藤選手が長いイニングを投げ切る展開が理想的だったとは思います。
今回の失点のされ方を反省して、長いイニングを投げ切る姿を次回以降期待しています。
佐藤輝明
貴重な先制打を放ったのが佐藤輝明選手です。
3回裏2アウト1,2塁の場面、吉田輝星選手の直球を振り抜いてライトへの先制タイムリーを放ちます。
これで佐藤選手は自己最長となる9試合連続ヒットとなり、コンスタントな活躍を継続することができています。
ただ長打がなかなか出なくなっているので、本来の調子ではないのかなあというのが素直な感想です。
チーム状態が非常に良いのでそれほど目立ちませんが、チャンスでの凡退も多く物足りなさを感じている人も多くいるかもしれません。
それでも調子が良くない時期にピタッと当たりが止まるのではなく、最低限単打が出たり四球を選んだりできているので、昨年と比較して成長していることが分かります。
DeNA牧秀悟選手・ヤクルト村上宗隆選手が大暴れしているので、もどかしさを感じることもありますが、佐藤選手は佐藤選手のペースで確実に成長しています。
いつか甲子園を本拠地に彼らの成績を上回る日が来ると信じています。
大山悠輔
日本ハム目線に立つと2度と顔も見たくない存在になったはずです。
6月に入って絶好調な大山悠輔選手。
この試合でも吉田輝星選手のインハイのストレートを振り抜きレフトへの3ランを放ちます。
インハイのストレートをファールにせずにホームランにしてしまう技術力の高さに驚かされ、これをきっかけにワンランク上のレベルの選手になって欲しいなあと強く感じた一打でした。
このホームランに関して金本知憲さんは
とコメントしています。
あの金本さんが「最高の技術」と仰るレベルのホームランだったと思うと凄さが分かりますね。
これで大山選手は6月に入って「打率.563(16-9) 5本塁打10打点 出塁率.632 長打率1.563 OPS2.194」と脅威的な数字が残っています。
主軸が打つことの重要性をチームの5連勝と大山選手の打撃成績で再確認できました。
この打撃でワンランク上のレベルに大山選手が到達してくれることを願っています。
小野寺暖
チームにとっても、自身にとっても非常に大きな一打になりました。
1点リードで迎えた8回裏、連投中の岩崎優選手を休ませるためにも追加点が必要な展開で、堀瑞輝選手の乱調に付け込み2アウト満塁のチャンスを作ります。
ここで打席に立ったのが小野寺暖選手。
結果として谷川昌希選手の3球目を振り抜き右中間を破るタイムリースリーベースを放ちます。
6月に入って島田海吏選手がスタメンに定着し始め、外野の一角を狙う小野寺選手にとっては生き残りをかけて早急に結果が必要だったと思います。
そんな中最高の場面で最高の結果を残すことができました。
今週はDH制が採用されるので、糸井嘉男選手・ロハス選手とともにスタメン起用が増えるはずです。
打線の中で空いているのは現状1枠だけなので、1番結果を残した選手がレギュラー奪取に近づくでしょう。
誰が近づいてくるのかに注目していきたいと思います。
気になったこと
積極的な”矢野采配”
同一カード3連勝&6月無敗の5連勝を決めた阪神タイガース。
好調の大きな要因は大山悠輔選手を中心に打線が活発になったことだと思いますが、見逃せないのが「矢野監督の采配が積極的になったこと」です。
その典型例として8回裏先頭打者で四球を選んで出塁した佐藤輝明選手に代走植田海選手を送り込んだことが挙げられます。
最悪のケースとして延長戦に突入することを考慮すると、打線の軸で脚も遅いわけではない佐藤選手に代走を送るのは考えにくいですが、流れ上次の1点をどうしても取りたかったということでしょう。
また6回裏の時点でロハス選手に代走を送っていたり、この試合に限らず積極的に機動力を使うシーンが増えています。
「先を見据えて切れるカードを温存しておく」采配が6月に入って減った印象で、これが積極的に感じる大きな要因で現状の5連勝に繋がっていると思っています。
6月3日の試合後矢野監督自ら采配の反省点をコメントしています。
5月26日の楽天戦、0-0で迎えた8回裏、2塁走者の長坂拳弥選手に代走を送らず近本光司選手のレフト前ヒットで長坂選手が本塁憤死した場面のことです。
これに関しては1アウトから送りバントを指示したのにも関わらず、代走を送らなかったことを「消極的で中途半端な采配だった」と私自身のnoteでも触れさせていただきました。
(生意気言ってすみません。)
この判断を矢野監督自ら反省したこともあって「切れるカードは切っていく」そういう姿勢が最近は多く見受けられます。
延長戦を見据える采配も場面によっては必要ですが、矢野阪神が掲げる「俺たちの野球」には合わないんじゃないかなあと素人ながらに感じます。
積極的に行って失敗する分には納得できる野球をずっとやってきたので、これからも貫いて欲しいなあというのが私の素直な感想です。
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