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僕と青空 (散文(3))


何かを得るごとに僕の何かはすり減って行く。


なんとなくわかっていた。何かが擦り切れていってる。失っていっている。

でもそんなことはどうでもよくなっていて、惜しくもなく悲しくもなく、淡々と僕は日々を協調の上に過ごしていく。

薄ら笑みを浮かべながら、自己は偽りの社会の中に混流していく。


徐々に沈んでいく。沈没していく。

静寂が纏わり付いて真の姿は隠されていく。


群青色の青空を吸い込んで僕は落ちていく。



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