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1997年3月 イタリアあんがいほの暗い5【終】

【まとめ】帰る日はちょっぴりおセンチ? いやいやスイス乗り換えは油断禁物。家に着くまでが遠足ですから。

3月9日(日)

すっきりと目覚める最終日の朝。

ホテルは後から思えばなかなかゴージャスだったような。こちらは到着直後に撮ったロビーの様子。

ソファもあったし、なかなかにお洒落だったよね。

荷物急いでまとめて迎えの専用バスでローマを発つ。
アリベデルチ・ローマ! いや再び会えるかは分かんないけど、まあ夢は叶うかも、だよね。

飛行機はやはりJAL。今度はスイス、ジュネーブ国際空港にて乗り継ぎ。
モスクワと違って(すまん)、食べ物も色々売っていて素敵。なんと牛乳を小さなカップで試飲させるコーナーもあって、おなかが弱いのについ、頂いてしまう。

そしてやはり職業柄? 気になるこんな画面(注:当時、某自社コン製造会社で画面や操作の設計やってたのさ)。

いや意味わからん。
スパイ大作戦みたい。

なんやかんや浮かれ歩くうちに、気づいたら集合時間。で、ゲートをくぐる時に見せるよう言われていた乗り継ぎ票を出そうとして、あれ……ない。
あちこちポケットやカバンも見たけど、見当たらない。やばい、落としたらしい。
このままこの異国の空港内でミルクの試飲販売員として暮らさねばならないのだろうか……

と心配したのだが、添乗員Tさんに泣きつくと、あっさり
「大丈夫、一緒に通りましょう」と。で、何だかんだ説明してもらい、簡単に飛行機に戻ることができたのでした。ほんとありがとうございます。

飛行機の窓から感無量で眺めるスイスアルプス近辺。

快適なる空の旅も15時間近くして終了。
無事、成田空港に降り立ったのでありました。

荷物受け取って解散してから、Nとふたり
「なんかコバラ空いたね……」と売店にてアイスクリームを買い求め、いざ食わん、という時に
「あっ、見つけた!」
背後から聞こえたのは、すでにお役目を済ませた添乗員Tさんの声でした。
すでに懐かしい。

本当にお世話になりました!

てなわけで、おしまい。

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