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釜玉納豆うどんと妄想

GW中に、あまりお腹空いていなかったので、夕飯に釜玉納豆うどんを食べた日があった。

そういえば、讃岐うどん屋さんはたくさんあるけど、このうどんはメニューにないか?

という話に。
オクラとか山芋とかと一緒に、ネバネバ系丼には納豆も入っているけど、その流れで釜玉納豆うどんもあってもいいのに。

でも、いまでこそ納豆を食べるのも日常的になったけど、大阪にいた頃は口にすらできなかった。
父だけは食べていたけど、あの納豆はどこで仕入れてきてたんだろう?
母がわざわざ一人分買ってきたのか?
それとも誰かにもらったのか?
いまみたいなパックに入ったのではなかったし、からしやだし醤油なんかも付いていなかった。
醤油かけて混ぜてたなぁ……
子供ながらに「臭いなぁ」と思いつつ、生涯で2粒くらい口にしたことがあった。
まぁ、「おいしいぞぉ」という父の言葉に味見したんだろうけど、この世のものとは思えない苦いものだった記憶がある。
その後年齢を重ねても、あえて納豆が入ったものを口にすることもなかった。

東京で暮らすようになって、何かの弾みでひきわり納豆の巻き寿司を食べた。
子供の頃の記憶とは違い、「これなら食べられるかも」と思った。
自分でスーパーに並んでいるのを、どこのがおいしいだろうか? と試すくらいになった。
まぁ、子供と大人の味覚の差なんて、こんなものでしょう。
コーヒーやビール、おでんの大根とか、

何がおいしいのか?

と思ったものが、嗜好品や真っ先に食べるものになっていたりする。

ここまでは自分の頭の中で自己完結していた話。
それとは別に夫婦の会話では、これを成田空港の到着ゲートの向かいでお店を出せば、繁盛するかなぁ?
このうどんなら作る手間もほとんどないし、食べるのも早いし回転率はいい。
外国人は興味本位で入って、一口食べて出ていくかもしれないけど、これを帰国時の楽しみにするリピーターはできるだろう。
そんな妄想がそれ以上広がるほど食べるのに時間はかからず終了。

妄想とは別に少し調べてみた。
うどん県含む四国では、納豆普及率はすごく低いですね。
4県とも下の方に固まっている。
いま、東京でそこら中にあるうどん屋さんも讃岐うどん。
最近、東京で濃い色のうどんダシを見ることもないか? と思えるくらい讃岐うどん率が高い。
まぁ、そういうお店があるとこしか行ってないんだろうけどね。
フードコートや車で行ける道路沿いのお店とかね。
オリジナルメニューで勝負しあっているけど、納豆普及率の格差があるようなメニューは、全国的なお店だと出さないのかもね。
関東限定メニューとかであっても良さそうなのに。

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