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愛の三段活用。

さて「歌や歌詞に関するアレやコレやのコーナー」いってみよう!

以前、noteに書いた「まず始めに、彼女の歌に関しては、一回では語りきれへんから、何回かにわけてやらせてもらうな。ああ、そう書いたら、ちょっと気が楽になった。一回で書き切ろうと思ったら、一万字を超えてしまう可能性しかなかったからさ。完全に国民の皆様を置き去りにしてしまう自信があったから。また「Cocco」の曲について書くね」その続き。

って言うか、ホントは、この曲について書き始めて、いや、「Raining」からやわと思って、順番を逆にしたのよ。

今回の題材は「Cocco」の「風化風葬 」

いきなり、いったな~。いくよね~。

知らんかったら、すぐ聴いてきて、ほんで自分が感じた事と僕が感じた事との答え合わせをしてね。

「風化風葬」で自分がどこの部分に引っかかるか、みんなが試しにやってみたら面白くない?もしかしたら、それぞれ違うかもしんないし、お~一緒か~ってなるかもしれない。どっちも楽しい。

今ね、改めて、この曲について調べてみたんだけど、なんだか、あんまり情報が出てこないから、僕の記憶やイメージで書きます。違ってたら、ごめんなさい。

「風化風葬 」は、そもそも、彼女が2001年くらいに活動を休止をする前に沖縄限定で出した曲やったはず。

もうな、初めて聴いた時、びっくりした。

彼女が活動を休止をする前のタイミングでファンに向けた書いた曲よ。

そら、coccoさんのレベルになったら、思った事をそのまま言葉にせんやんか?

「わたし、歌手をやめるけどな~」とは歌わんやん?

一回目のサビな。彼女はこう歌う。

「でも大丈夫 あなたはすぐにわたしを忘れるから」

二回目のサビでこう歌う。

「でも大丈夫 わたしはきっとあなたを忘れるから 忘れるから・・・忘れるかな?」と。

三回目のサビよ。

「でも大丈夫 あなたはもうわたしを忘れるから 忘れるから・・・忘れたかな?」

もう何やねん!日常の中で、ぼんやり車を運転しながら聴いてても気づくわ。

何や、その愛の三段活用みたいなやつ。

手元で微妙に変化する変化球か。

忘れるから。
忘れるかな?
忘れたかな?

このわずかな言葉の違いで、心の有り様、心の動きを描写するんよ。

まず、彼女は、あなたの前からわたしはいなくなるからって、あなたを気遣って、あなたの立場であなたの気持ちを歌うのよ。

で、次にみんなの前からいなくなる、わたしの立場でわたしの気持ちを歌う。

そして最後に、もう一度、あなたって言って、あなたの立場を尊重しながらも、わたしの気持ちが溢れるのよ。

あ~!完全に愛の三段活用やん。

なんちゅう表現や。

自分の都合で活動休止するから、ファンのひとたちに、あなたにって言ってるはずのに、活動休止までのいろんな葛藤、押し殺してるはずの、押し殺してきたはずの、自分で納得したはずの、自分の気持ちが出て来てしまってんで。

でも、やっぱり、わたしを忘れてほしくないって。

なんちゅう歌やて。
なんちゅう次元やて。

そういう「cocco」さんの歌詞の世界な。

今一度、触れてみて損はないと思う。

「cocco」さんの歌を聴いて、自分が何を感じるかって、わりと心の状態のバロメーターになるかもね。

まぁ、ぜひ「風化風葬」聴いてみてよ。

今回は普通に、このまま終わるからね。

今回は笑いはなし、ちゃんとやるって決めたから。

「でも大丈夫 あなたはこの終わり方を受け入れられるから」

「でも大丈夫 僕もこの終わり方を受け入れられるから 受け入れられるから・・・受け入れられるかな?」

「でも大丈夫 あなたはもうこの終わり方を受け入れられるから 受け入れられるから・・・受け入れられたかな?」

あれ?なんか違う笑

最後にこれだけ言わせて。

気づいてくれた?

今回「Cocco」の話やからって、バナー画像を「Cocco」さんのファーストアルバムの「ブーゲンビリア」から取って、ブーゲンビリアにしたんやで。

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