見出し画像

平成最後のフォント制作に参加しましたぞ、っと。

おはこんばんちは、Web屋のかわしです。
いよいよ改元を目前に控え「平成最後」なものを多く目にしますね。
次に日付が変わると「令和最初」を目にするようになるのでしょうかね。

さて、タイトルにもある「平成最後のフォント」を作ろうプロジェクト、SNS等で目にされた方もいらっしゃるかも知れません。
元々、発起人であるフロップデザインさんのフォントのファンだったこともあり、参加させていただきました。
せっかくなので、作った様子をnoteに残しておこうと思います。

平成最後のフォントを作ろうプロジェクト

2016のAdobe MAXにて、モリサワさん主催のフォント制作体験ワークショップに参加して以降、フォント作りって面白そうだな、でも数が多いし一人で作りきる自信はないな...、と葛藤をし続ける毎日を送っていました。

そんな中、こちらのプロジェクトでは「みんなで1文字づつ」の制作。
いける! いくら飽きっぽくて、途中で投げ出しがちな私でも、きっと1文字ならいける!!
という強い想いと共に、参加申し込みしました。

「ぞ」とはなんぞや?

参加後、専用のslackワークスペースにて、フロップデザインさんから担当文字の発表がありました。
平仮名の「ぞ」ということで、単語のみならず、「〜だぞ」といった感じに語尾にも使われる語、ということでした。

さて、まずは自分の中にある「ぞ」のイメージを浮かべてみます。
・断定(助詞)
・強調(助詞)
・茶目っ気(南ちゃん)
・不快感、怯み(オノマトペ)

現代風の言い切りや、武士等が物々しく口にする際などの力強さ。
そして、びっくりした時や怯みを感じた際の擬音。
このあたりのイメージが、自分の中で特に強いようです。

イメージに沿って描いてみる

まずは、断定や強調から連想し、固いイメージ=直線で構成されたもの、そして、びっくりを表すオノマトペ風のもの

茶目っ気から、三角や四角を組み合わせたもの
(三角形は力の象徴、四角形は固定の象徴、なんていう幾何学模様の持つ意味も考慮)

ぞという文字の形を何かに置き換えられないか、ということで、力強さを感じるものと言えば・・・炎
そして、

パスデータにおこしてみる

実際に文字として置かれた時にどう見えるかも意識して、ラフをベースにパスデータ化

並べてみて、魂の持つおどろおどろしさと、力強さを併せ持った案で行くことに決めました。

ブラッシュアップ・納品

無駄に多かったパスを削ったり、曲線を調整したり。
また、表情を追加することで、茶目っ気もプラス出来るかな、と追加したものにて最終調整し、納品しました。

参加した感想など

面白そうと思いつつ、中々一歩を踏み出せなかったフォント制作を、1文字のみとは言えども体験することが出来て、とても有意義で、楽しい経験になりました。
そして、改めてフォント制作されている方々へ、尊敬の念が高まりました。いつも大変お世話になっており、本当にありがとうございます。

また、フォントはこちらで入手できますので、ぜひ、語尾に無駄に「ぞ」を使ってコピーなぞご用意いただければ、幸いでございますぞ

といったところで、最後までお付き合い、ありがとうございました。
令和になっても、面白い企画にガンガンクビを突っ込んで行くぞ~!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?