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読書に使えそうな心理法則

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

会社の図書スペースが充実していることもあり、今日は借りないぞと思っても、つい本を借りてしまう。読書好きというものは、積読が溜まっているのにどうして本を借りてしまうのだろうか。

それはともかく、三井将之(321web)さんの「デザイン心理法則 108」翔泳社 (2023)を読み終えた。アプリや広告に使える"心理法則"が1ページに1つづつ使用例と併せて解説している。

言われてみると確かに、「吊り橋効果」や「ハロー効果」という名前や考え方は聞いたことがあるものの、それをどうデザインに取り入れていくかという時点ではすっかり忘れてしまうことも多い。

その点で言うと、「積読が溜まっているのについ本を購入してしまう」のは、認知的不協和に該当するかもしれない。ダイエットしたいのに、つい甘いものを欲しがるように。

こういうものは、自分事に捉えると覚えやすいという。個人的な解釈にはなるが、心理法則を読書習慣と織り交ぜて考えてみる。


ツァイガルニック効果

読書は切りの良いところではなく、読みかけのほうが頭に残りやすい。章ごとではなく、時間で区切るのも良き。

ピーク・エンドの法則

読書は自分にとって大切だと思ったところ(ピーク)が読めればいい。あと、やはり結末の面白さはやはり大切。

テンション・リダクション

書店に行ったらまずは目当ての本を購入する。1冊買っちまったなら、あとは何冊買おうが同じだ。「本と一緒にポテトはいかがでしょうか?」

目標勾配

毎月読む本の目標を決めておく。進捗を可視化出来る仕組み(何冊読んだか分かる、読書メーターなど)があると良き。

単純接触効果

奥田英朗さんの新刊「コメンテーター」の電車広告がいつも気になる。文庫待ちだが、もう買ってしまおうかしらん。

返報性の原理

何かを新しいこと学ぼうと思ったら、最初はとてもではないが分かりづらい本から手に取り、徐々に難易度を減らして「これなら読める!」のを選ぶ。

カリギュラ効果

読むなと言われてしまうと、どうしても読みたくなってしまう。書店員さんが書いた清水潔さんの「殺人犯はそこにいる」のカバーを思い出す。

ハネムーン・ハングオーバー効果

読書習慣を身につけようと思ったら、モチベーションを維持する仕組みが大切。手始めに、スマホをカバンにしまってみてはいかがだろうか。

認知的不協和

積読が溜まっているのに、つい新しい本を買ってしまうこと。決して積読しない読書術とかあるといいかもね。知らんけど。

ディドロ効果

気に入った作家やシリーズ物は集めたくなってしまう。まずはお気に入りの作家を見つけることが先決かと。

リフレーミング効果

「こんなにも読まねばならない本がある」ではなく「こんなにも読みたい本が沢山ある」と考えてみる。物事はポジティブに捉えるのが大切。

ホーソン効果

読んだ本はSNSや読書会で共有する。いいねや注目を浴びると、また沢山本を読んでみようと思える。

符号化特進性原理

本の内容を覚えるのに、外部の環境が影響を与える。本を読む場所を決める、物語に沿った音楽を流すなど、読書と外部環境に関係性を持たせる。

デッドライン効果

図書館の返却日前になってから、ようやく紐解こうとしてしまうやつ。読み終える予定日を決めておくと良き。


 こういうものを満たせるような、アプリを誰かつくってくれないかしらん(人任せ)。それではまた次回!

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