先輩トラック運転手から教えて頂いたこと
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
転職活動を通じて、スキルチェックを行ったり、職務経歴を述べていく中で、自分の今までの経験について根掘り葉考えております。
面談をしていく中で思ったのは、何だかんだで経験がものを言うこと。「そのご経験ですと希望の職種には…」「このスキルですと希望時給より低くなるお仕事にはなりますが…」と伺うことが多々ございます。
よく「足るを知る者は富む」と言います。この言葉の意味は、自分の持っていないものを嘆くのではなく、自分の持っているもの、出来ることにフォーカスすることにより、精神的に満たされていることに気づくという心持ちを表しています。
確かに、私には五体満足で動かせる手足があり、会社が求める一般的なPCスキルやコミュニケーション能力があり、現場仕事を通じた改善や安全衛生の促進に関しては長けている。フォークリフトの運転も出来るし、なんとあればまた工場に戻って現場作業員として、スパナとラチェットを持てばいいだけのこと。
かれこれ4年社会人として働き、会社での仕事をある程度は経験してきたと思ってました。しかし、転職活動を通じて自分のスキルや経験の棚卸して、思いの外自分が得てきたものの少なさに唖然としています。
ふと、一社目に入った会社で先輩から伺ったことを思い出しました。
新卒採用で入った会社で自動販売機のルートセールスをしていたのですが、先輩の運転するトラックに同乗していた頃、こっそり言われたのを今でも覚えております。
「川口君、この仕事を何年も続けようと考えちゃダメだよ。早めに見切りつけてステップアップしないと、いつまでも同じような仕事しか出来なくなるよ。運送屋が転職しようとしても運送屋にしかなれないから」
今まさにそのような心境に陥っておりました。派遣の紹介会社はこぞってPCのスキルやシステムの言語、語学力、工業系であってもCADとか技能士などの戦力になる資格を問うものが多く、結局は経験のある人を採用したいというのがwin-winと言うもの。
だからこそ、何もない私は将来性やコミュニケーション能力の高さを売りに出す他あるまいとの事だが、やはり経験は無いよりはある方が当然良い。
ある意味、20代の後半で"自分がいかに足りていないか"に気づけたことは良かった。これが30代になっていたら、多分「今から始めるには少し遅いかも」という事態になりかねなかった。
田舎だと神童と呼ばれていたけど都会に出たらただの人だったと言うべきか、自分が持っている経験は、思いの外少ないのかもしれない(だからこそ、足るを知る者は富む、のだろうが)。
何を始めるにも遅すぎることはないと言うが、やはり会社には、30代で未経験は厳しいという暗黙の了解がある。行動するなら早い内です。私も精一杯社会を駆け抜けようと思います!それではまた次回!
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