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本を信じなさい。救いは本にあります。

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

東京読書倶楽部の主催者として、かれこれ1年以上読書会を続けてきた。創立初期から参加して頂いている方もいれば、一度参加してからもう会えなくなってしまった方もいる。

リピーターの中には、東京読書倶楽部を宣伝してくれる方もいらっしゃる。いつの間にかオープンチャットに人を招待してくれた熱心な方もいらっしゃる。

どんな企業も顧客を集めようと熱心である。アンバサダーマーケティングのように、コアな顧客を獲得して、より宣伝の幅を広げることが大切である。

そこで読んだのは、架神恭介さん 辰巳一世さんの「完全教祖マニュアル」筑摩書房(2009)。教祖となって自分は動かず、信者に動いてもらうためのエッセンスが凝縮された本だ。

この本を読んだからって、何もやましい事を考えているわけではない。東京読書倶楽部の主催者として崇拝され、甘い汁を吸おうなどとは露程も考えていない。

勿論著者もふざけて出版したわけではない。キリスト教も仏教も同じような段階を踏まえて国教にまでなったのだ。巻末にはこの本を読んで成功した方々からの感謝の手紙ものっているから、きっと正しいはずだ。

マニュアルによると、教祖となるためには、まずは教義が必要だそうだ。民衆をハッピーにするために、何を崇拝し、日々どんな義務を課すか定める。

信者を集めるためには、まずは地道な努力が必要なのは否めない。反社会的な教えを説き、毎日戸別訪問を行い、バッシングに合いながらも自らの教義を伝え続ける。

後世に川口竜也の名を残すべく、もとい東京読書倶楽部を末代にまで続けるためにも、教祖のように考えてみようと思う。

我が東京読書倶楽部では、紙の本を崇拝している。デジタルで本が読める時代にわざわざ紙の本を読むという反社会的な教えを説く。

私は他の方が主催している読書会にも参加する。我が東京読書倶楽部がいかに素晴らしいかを誇示するためにも、他の読書会を批判し、存在を認める。

すると神保町はメッカ(聖地)と読んでもいいだろう。毎週神保町に足蹴に通うのは、教会と同じく神保町がメッカだからだ。

こうして考えると、着々と教祖のように考えていたことが見受けられる。

あとは私が悟りを開くのみ。悟りを開き、本を出版してリピーターに何冊も買ってもらい、参加した方に布教してもらいさえすれば、私が動かずとも甘い汁を吸うことができる。それまでの辛抱だ。

本を信じるのです。

本を信じなさい。

本を信じれば救われます。

…ひとまず今は地道に頑張ろう。それではまた次回!

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