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『ミスターパーフェクト』ショートショート

パーフェクト「師長、例の患者さんの今朝の様子は?」


師長「先生、バイタル問題ありません。今日の手術が気になってあまり寝られなかったようですが…」


パ「ありがとう、オペの前に様子を見に行っておくよ。」


第一助手「先生、手術の準備できました…。」


パ「そうか。道具は大丈夫だよね。同じ様に見えても微妙に変わるから…。器械出しは川元君だよね。よしっ。あれっ、君。頼んでおいた、あれがないようだが…」


助手「先生、それが…」


パ「何っ。今日の手術引き受けたのはあれが用意できるって話だったからだろ。私が完璧な手術を行うには、すべての準備を完璧にとあれほど念を押してあっただろう。どうなっているんだ〜。」


助手「そこをなんとか。今日の所は同じメーカーの別のものでなんとか代用を…」


パ「私はあれをお願いしたんだよ。代用などできるものか〜」


助手「先生」





パ「私はねぇ〜、手術の前はカレーメシ シーフドと決めているのだよ。ブルーのカップだよ、ブルーの。黄色でも緑色でも銀色でもないんだよっ。ブルーなんだよ。」