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【俳句小説】抜け殻からサナギ

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俳句と連載小説。抜け殻だった「わたし」が再生するまでのお話しです。
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【俳句小説】抜け殻からサナギ #4

【俳句小説】抜け殻からサナギ #4

蝋燭をただ眺めてる夏安居だんなさんは出張が増えていき、わたしは毎日母の入院している病院へ見舞いに行った。

ほぼすれ違い生活のわたしたち。そして母。

奇跡を待つなんていう甘い状況では無かったので、お見舞いと言うよりは、わたしと担当ドクターが打ち合わせの日々。

母は数年前に心臓の手術をして血液がさらさらになる薬を飲んでいたので、大きな手術はリスクがあると止められていた。

末期の膵臓癌と

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