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「しにたい」と思う子どもが増えてるという事実。

今、違うnoteの記事を書いてる途中だったのだけど、ツイッターで流れてきたニュースに、衝撃受けて、書いています。

2020年の小中高生の自殺者数は499人に上り、統計の残る1980年以降で最多。21年も473人と多かった。不登校の小中学生も2021年度に24万4940と過去最多を更新した。

不登校24万人、自殺者500人。

これは数年前のデータ。

コロナ禍で不安になったり、マスクをつけることが当たり前で友達の顔がわからなかったり、いろんな理由が複雑に重なった結果なのだと思います。

この数字以上に。今苦しんでる子どもはもっといます。

不登校もその一つ。

以前にもnoteに書いたけど、文部科学省は、「無理に学校に行かなくていい、他に選択肢もある」って言ってくれてます。

それを知ってても「学校に行かなきゃいけない」に囚われてる人は多いと思います。

というか、多すぎる。

息子が学校に行けなくなった初めの頃、不登校の親が集まるコミュニティに参加したことがありました。
そこで驚いたのは、小中学生の子たちが、自殺未遂をした経験があるということ。

誰だって自分が経験したことは、正しいと思いたいものです。
だから「何があっても学校に行かねばならない」と思うことは、仕方ないのかもしれない。

だけど、

大人だって会社が合わなければ、心も体も壊れてしまうことがある。
休んだり、転職したりする。珍しいことじゃない。

「いやそれは大人の話で子どもは学校に行くべき」と思うかもしれない。

でも、今の子どもたちは、昔の子どもたちと違う。

私たち親世代だって、自分の親とは違うことがたくさんある。

「この頑固親父〜!」とか何度思ったことか…。
時が流れれば、生活も、親子関係も、子ども自身だって変わります。

人は変わり続けるのに、ずっと変わらないものとのズレが、この悲しい結果なんだと思う。

私は、

そのズレに、無理に合わせなくていいと思う。

「おかしい」「つらい」と思ったら、それがあなたにとって、正直な気持ちだから。

本当の自分の気持ちを無視しないで、大切にしてあげてほしい。

そうじゃないと、最初は小さな「苦しい」が、どんどん、どんどん、大きくなる。
取り返しがつかなくなるくらいに、溢れてくる。

親は学校に行けないことで、こどもの将来が不安になるかもしれない。
こどものことが、大切な存在であるほど心配するかもしれない。

だけど、その心配がいつか抑圧に変わって、こどもをコントロールしてしまうかもしれない。

「しにたい」と思っちゃうくらいに。

こどもが、生きることを拒絶することは、親にとって、一番悲しいことだと思う。

長い人生、休むときがあっても大丈夫。

大人も子どもを信じてあげてほしい。

休んだら、今見えてる世界と、違う世界が見えてくる。

「〜しなきゃいけない」から、離れられたとき、新しい道が見つかる。

うちの子も学校で傷つくことがあって、行けない時期がありました。

だけど、たくさん悩んで、たくさん休んで、たくさん葛藤して、たくさん楽しい時間を過ごして、

今は学校は自由登校をしています。
学校とフリースクールが半々の暮らしをしています。

毎日笑顔を絶やすことなく元気いっぱいに過ごしています。

これが、私たち家族にとって一番大切なことです。

他の人たちから見たら、「おかしい」「ズルイ」と思われることかもしれない。
でもそれを気にしてたら、一番大切なことから遠く離れていく。

もしあなたが今、不登校で悩んでたら、一番大切なことを考えてみてください。

不登校の話って、リアルなママ友には、相談しにくいと思います。
実際に、私自身も、息子が不登校になってから離れていく人もいました。

だから私も、息子のことをどこまで書いていいのか悩んでて、なかなかしっかり書けませんでした。

でもさっき一緒にニュースを見た息子が、「ママ、大丈夫だよ、早く書いてあげて」って言ってくれて。

本当にいろいろあったので、時間はかかるかもしれないけど、少しずつ書いていきたいと思います。

カワグチマサミ(@kawaguchi_game



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