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【西馬込】中華料理みやぎで身も心も癒された話。

土曜の11時半、やっと迎えた週末にベッドの上でなんとなくインスタを見ていたら、西馬込に美味しいオーラを放つ町中華を発見。

なんと私の家から電車で10分ほど。「これは行くしかないな」と決心したのが11時40分。

13時半にはこの店の前にいたのだから、私の餃子への熱は土曜の朝にしか味わえない3度寝への欲求すらも消し去ってしまうようだ。

この外観。これが私をベットから引きずり出した所以である。西馬込の町に溶け込む佇まいも、端に停められた地元民の自転車も、土曜の昼下がりに順番を待つおばあちゃんも、全部が愛しい。

待つこと約10分、カウンターの席に案内される。
仕事のお昼休みであろうおっちゃん、家族連れ、さっきのおばあちゃんの孫など、店内は明らかに地元民で構成されていて、そこに混ざることがちょっと誇らしい。

注文はもう決まっている。
店員さんを呼んで、心の中でずっと唱えていた通り、「焼き餃子とオムライスで、オムライスはご飯少なめにして下さい」と伝える。

それにしても忙しそうな店内。ご夫婦でやられているようで、厨房に旦那さん、ホールは奥さん。どちらも忙しそうにされているが、決して雑な接客をしないのがとても印象的。
旦那さんはカウンターに料理を提供するときには「時間がかかってすみません」ときちんと言うし、奥さんも動き回りながらもお客さんへの配慮を忘れない。
このご夫婦の人柄の良さも人気の理由なのだろう。

「はい餃子お待たせしました〜」と目の前に置かれたのがこれ。

絶景!

この景色が宇宙で1番好き。赤のカウンターの後ろには使い込まれた厨房。水色のお皿に堂々と並んだ餃子が美しすぎる。

ここは皮がとても美味しい。モチモチとツルツルが共存していて、きちんとした製麺所の皮を使ってるのが伝わってくる。具は町中華にしてはお肉多めで(町中華はキャベツ多めなイメージ)、ニンニクが少し効いている。加えて多めの油で焼かれているのでビールにも合うだろう。味付けはそこまでされていないので、酢醤油とラー油で食べるのが良い。

餃子を味わっているうちにオムライスも登場。

これこれ。これこそ町中華のオムライスだ。まずら白皿に赤文字で書かれた店名に敬意を表する。
豚バラと玉ねぎというシンプルな具材でできたケチャップライスが町中華らしくて癒される。オシャレカフェで食べる卵フワフワなオムライスも良いけれど、私の心を温めてくれるのは確実にこのオムライスの方である。

写真には撮っていないが一緒に出てきた醤油スープがあっさりしててこれまた美味しくて、きっとラーメンも美味いだろうなあと思った。

奥さんの元気な「ありがとうございました〜」に見送られてお腹いっぱいで退店。

またパワースポットが増えてとても嬉しい。

このお店が末永く続いて西馬込の人たちの胃と心をこれからも満たし続けてくれますように。私も元気が足りない時にパワーチャージしに来ようっと。

ごちそうさまでした。

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