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イベント・コミュニティ設計を磨きたいあなたに5つの武器をあたえたい

いや~~最近はあれこれバタバタしているうちに、時間が流れ、ついに季節が変わってしまいましたよ…。

バタバタの理由はイベント参加で移動をするようになったから。コロナが落ち着いてきたので周りでリアルのイベントが増え始めているんですよね。(飲み会も増えている。ぼくは飲めないんだけど…)

ぼくも運営しているコミュニティでリアルイベントがバンバン起こっていて、仕事でもイベント設計がミッション。リアルはオンラインと違って会場の手配からコミュニケーションの設計まで考えることが多いのでパワーがかかりますよね。

そんな日々なのですが、先日リアルイベントの懇親会で参加者から「イベント運営って型はあるんですか?コツはあるんですか?」と相談があって、はいモチロンですと少しお話したんです。そしたらウケがよかったので調子に乗って記事にしておこうと思いました。

こんにちは、コミュニティ研究をしている『すないぱ』と申します。

さてイベントの考え方を整理しようとすると、様々な切り口があると思われますが、例えば以下のように整理します。

①事務局関係
・ケータリングや飲み物などの手配
・リアル、オンライン、ハイブリッドそれぞれのインフラ確保
マーケ関係
・目的、ゴール、KPI設定
・集客
マネジメント観点
・役割別の運営
・役割分担の仕方

こうしてみると、運営のコツはタスクの最適化、みたいな空気が出てくるのでまぁそうだよねって着地はしそうだけどワクワク感にかけているなと。

これにぼくが大事にしているコミュニティ的思考を足してみる。

(①②③)×バリューチェーンの拡大

要素のかけ算というのが伝われば…。これができると1つのイベントを立体的に設計できるのであります。

※バリューチェーンの拡大、というとわかりにくいので、参加者の体験を拡大させる。というニュアンスに変えてもらうといいかもしれない。

①②③はいわゆるtips。魚釣りでいうところの釣竿や道具の話。こちらは沢山あるし、狙う魚によって選ぶ道具も変わってくるので今後のnoteでぼちぼち触れていこうと思っている。

バリューチェーンの話は魚釣りそのものの考え方なので、設計思想を磨きたいと考えている人のお役に立てるんじゃないかな。ではでは具体的に紹介。


ぼくはこれらを『コミュニティ運営のABC』と呼んでいて、実際はA~Jまで10個のポイントにまとめてあるんだけど、全て書きにいくと時間がかかり過ぎるので、今回は5つを紹介したい。一旦概要だけ書いておく。

具体的事例は追って紹介したい。役に立ちそうだったらコメントで続きをリクエストしてね。

A:企画の後工程を工夫する(after)

イベントを設計すると熱量を高めて盛り上げたいと考えるに違いない。合わせて高めた熱をどうする?も設計してみてはどうだろうか。

焚火の経験のある人ならイメージがつきやすいかもしれない。火をつける過程と同じくらい、火を小さくしていく時間も尊いのよ。

ライブやフェス、映画に行くとその瞬間にぶわーっと気持ちが盛り上がるんだけど、ほら、その帰り道にカフェでお茶をしながら感想戦をしたりして。あの時間がごちそう!という人もいるよね。共通の体験をした仲間同士が深くつながるのはこのタイミングだったりする。

B:企画の前工程を工夫する(before)

イベントまでの時間をどう過ごしてもらうのかを体験設計する。ライブに行くなら事前にセットリストを調べたり、予習で色んな曲を聴いたりする時間のことかな。

うまく設計できると、イベントがもっと楽しみになるし、深くイベントを味わってもらうことも可能になるはずだ。

C:コラボレーションを意識する(collabo)

参加者同士がどう関わっていくか、外部からの刺激を利用してどのような化学反応を生み出すのか。想定外の熱量を生むためのエンジンはコラボレーションにある。

スポーツをやっているならば、試合や対抗戦、チーム内の紅白戦よりも燃えるよね。あれもコラボレーションのひとつの形。

D:データを活用する(Data)

イベントのコンテンツは前例のあるものなのか、成功事例はあるのか、といったデータもあれば、参加者の特徴を把握するためのデータもあるだろう。

例えば、参加者の中に当日誕生日の人がいるならば、サプライズができるんじゃない?とかイベントゲストの熱狂的なファンが参加者にいるならばその熱を活用することができるんじゃない?という話。

E:メンバーを教育する(Education)

まさかイベントをそのとき限り、1回きりのつもりで設計してはいないと思うんだけど、大きな流れの中で位置づけているのであればきっと未来があるはずだ。

メンバーをいかに巻き込み、仕掛け側になってもらえるか。そのためには情報を共有して仲間を増やしていくことが必要だ。参加者が楽しんでいる姿を一緒に眺めながら主役のバトンを渡せるような設計をしよう。


さて、簡単ではあるんだけどポイントを紹介。設計思想のベースが持てればイベントつくりがもっとクリエイティブになるハズ。

幹事さん、コミュニティつくりに悩んでいるかたの参考になれば幸いです。
それでは続きにご期待ください。読んで頂きありがとうございました!

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