皮錫瑞『増註 経学歴史』

 所謂「儒教」とか「儒学」と一般には言われるがそれらは「経学」と呼ばれる。
 
皮錫瑞という学者がいる。私が説明するまでもないリンク先をみればよろしい、といいたいのだが、Wikipediaの記述が貧弱すぎるwww。さてどこか適当なリンク先はないものか。さまざまな著作を残している。
 ここが最も手ごろだろうと思う(経学歴史
 思想的な当時の制約や偏りがあり、そのまま決定版とはならない。所謂「漢文」として読める。現在「増註 経学歴史」として出されているが、この「増註」部分が本文よりずっとよく、これを注釈全て読みながら、経学のあらかたの歴史が皮錫瑞史観で理解できる。とても便利な書籍
 
引用先の関口順氏解説を踏まえていれば十分に興味深く読める本だと思う。

Wikipediaより

 まあ日本でも儒学の歴史系の本は山ほどあるが、漢文白文読解の練習にはちょうどいい、しかも経学のあらましまで学べるとても便利な本なので、見つけたら買うといいと思う。大事なことなので二回いうと「増註」の部分がとてもよい。日本の古本屋とかそこらにあると思う。稀覯本ではないので手軽に買えるのではないか。2000円前後。おすすめ。

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