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【少年野球#8】多賀少年野球クラブ視察記(後編)

私と息子の体調不良で記事を書くのが遅くなりました。前回の記事で「明日後編書く」って言っておきながら、すみません。決してもったいぶったわけではありません(汗)

さて、12月9日に行った滋賀の「多賀少年野球クラブ視察記」もいよいよ最終回となりました。と言っても最後はあまり野球の話は出てこないかもしれません(汗)

辻監督と食事へ行く

夕方5時に練習が終わりました。この時期はもう真っ暗ですね。
練習中は子どもの指導に全集中で、一切私語はしない(声をかける隙もない)辻監督なので、練習後にようやく少し話ができました。
私が「持ってきた書籍へのサインと監督とのツーショット写真をお願いしたい」と告げると、「この後の食事の時でいいか?」と言われました。
実は直前での辻監督とのLINEのやり取りでも、「もしかしてその機会あるのかな?」と思われるコメントがあったのですが、こちらから「食事をご一緒させていただけるんですか」なんて聞けるわけはなく、でもひそかに期待だけはしていました。
食事をしたのは私が泊まっていたホテルの食堂。ここのホテルは辻監督からご紹介いただいたところで、辻監督を訪ねてくる指導者や遠征チームの滞在先としてお得意先のホテルとのこと。私は知らなくて、後から「あのLINEのやり取りはそういうことだったのか」と腑に落ちました。

いっしょうけんめい思いを伝える

書籍にサインをしていただいた後、私が先日作成した自分のチームの概要をまとめた資料をお渡しして、私がどのような経緯で少年野球指導者を志したのか、どのような指導をして、どんなチームを作りたいのか、また野球に特化した学童保育を作りたいということについても一生懸命話しました。
辻監督は静かにうなずいて聞いてくださりましたが、「チームはできてるの?」「指導歴はあるの?」「学童保育は目途ついているの?」とあくまで冷静でした。まあ当然だと思います。
そして「野球チームを作りたいの?野球を通して子どもの考える力や判断力を育てたいんやったら学童保育じゃなくて野球塾みたいなのでもええんちゃうか?」と立て続けに質問が。「うぅ」となりながらも、こちらの覚悟が問われている気がして、これまた一生懸命にそのことに対する自分の思いを語りました。

マネージャーさんが手を差し伸べてくれる

そんな時、同席していたマネージャーの秋田さんが私に手を差し伸べてくれました。秋田さんには練習中に少しだけ自分がどういう考えをもって教員をやっていたかということや、学童保育をつくって何がやりたいのかということについて話をしていたので、「こういう先生だったらしいですよ」と辻監督に投げ掛け、私にチャンスを与えてくれたのです。
おかげで「教員嫌い」と語る辻監督に対して、私が一般的な教員とは違う感覚をもっていること、今日の「ボールを拾いにいかない子ども」を見てもポジティブな印象を抱いたことなどをアピールできました。
そこからは少しお酒が入ったこともあって、少しずつですが辻監督からも「案外おもろい奴やんけ」と思ってもらえたのではと勝手に思っています(笑)

秋田さん、ありがとうございました。まさに凄腕マネージャーさんです!

ツーショット写真を撮り、近江ちゃんぽんを食べる

21時を過ぎたころ、そろそろお開きにしようということで最後にツーショット写真をお願いしました。
その時にはだいぶ打ち解けていたので、ぼくの顔を見ながら「ぜんぜん笑顔になってへんやん!いいか、笑顔っていうのはな・・」と紙に顔の絵を書いて、笑顔の指導までしてくださりました。ここでは私の満面の笑みがお見せできないのが残念です。
そして、ホテルを出て見送ろうとしていた際に「近江ちゃんぽん」の看板が目に入ったので「へ~、近江ちゃんぽんってあるんですね。長崎ちゃんぽんと違うんですか?」と私が尋ねると、「食うて行くか?」と辻監督からお誘いが。
正直、緊張と満足感でお腹なんか全然空いていなかったですが、ここは断るわけにはいきません。「ぜひ食べてみたいです!」ここはさすが体育会系。
初めて食べた近江ちゃんぽんはまさかの醤油ベース。長崎ちゃんぽんは豚骨ベースです。でもこれはこれでとてもおいしかったです。
しかし、辻監督はそこに大量のお酢をかけていました。「これがウマいのよ」と。少し味見させていただきましたが、初心者には無理でした。

近江ちゃんぽんを食べて、最後きちんと監督とマネージャーさんを見送り、長く、とても濃い一日が終わりました。

辻監督とのツーショット。満面の笑みの私。
近江ちゃんぽん。酢をかけて食べるのツウの食べ方。

おわりに

3回に渡って書いた「多賀少年野球クラブ視察記」もこれで終わりになります。いかがでしたでしょうか。
12月8日の「【少年野球#5】目標とする少年野球指導者に会いに行く」でも書きましたが、私は少し前まではこんな行動力は持てていませんでした。でも、勇気を出して一歩踏み出した(電話をかけた)ことで、特に大きなハードルもなくそれは実現できました。
「どうせ会えない」「どうせ自分の夢は実現できない」。そう思って自分の行動にブロックをかけていたのは自分自身なのかもしれません。

今回の私の記事が、少年野球に関わる人、子どもの教育に関わる人、もう一歩踏み出したい人、この記事を見てくださったすべての人に対して何かしらのお役に立てれば幸いです。

もし、こんな私や、新しくつくる少年野球チームを応援したいという人がいらっしゃいましたら、スキ、フォロー、コメントよろしくお願いします!
本日もお読みいただきありがとうございました。


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辻監督本当にありがとうございました!


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