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京都の秋の和菓子7選


この1週間noteのつぶやきで和菓子の写真を投稿してきました。
和菓子は洋菓子と比べるといまいち人気がありません。子どもたちに聞いても「ケーキの方ががいい」と言います。和菓子に興味がない人が増えているのはなんだかもったいないなと思います。和菓子をとりあげることで少しでも興味を持ってくださる方が増えればいいなと投稿をつづけてきました。
しかし、生菓子はケーキと同じで毎日食べるものではありません。いくら好きでも飽きてしまうでしょう。

そこで、和菓子の形や色そのお菓子に込められた想いなどをデザインととらえ紹介したいのです。私は和菓子の歴史に詳しいわけではなく美食家でもありません。ただ和菓子について調べていくうちに以前より和菓子が好きになりました。ケーキ屋さんで買うケーキと同じでひとつ500円前後する和菓子ですから特別な時に食べたいです。こんなことを書くとしかられてしまうかもですが和菓子にはお抹茶でなくても問題ないです。私は好きなコーヒーと一緒に食べています。お祝いや記念日など特別な日に、その時期その季節によって特別に作られた和菓子の風情とともに和菓子を楽しめるようになればいいな。

実際に京都にある老舗の和菓子屋さんで気に入った生菓子を買って、調べて思ったことを書いたこの1週間はとても楽しかったです。そして少しでも興味を持って和菓子を買って食べてみようかなという方がいればうれしいです。何も知らない素人が偉そうに書いていますが和菓子に対するイメージがもっと気軽なものになることを願います。

鶴屋吉信【御園菊】

御園とは京都では御所のことです。御所に咲く高貴な菊という意味が込められているそうです。見た目にも鮮やかで鶴屋吉信さんの二階にあるお休み所でいただきました。秋といえば菊というイメージがあまりなかったのであらたな気づきになりました。こちらでは職人さんが間近で和菓子の作り方を説明しながらの実演が見られます。その繊細な手さばきに感動します。ぜひおすすめです!

作っていただいた生菓子を庭園を見ながら抹茶とともに美味しくいただきました。

鶴屋吉信【柿童心】

柿を見ると実家にあった柿の木を思い出します。秋になるとたくさんの実をつけました。竹の棒の先に短い枝などをかまし器用にくるくるっとして柿をとったものです。子どもの頃に自分でとった柿の味を今でも覚えています。いびつな柿を見て童心をよびおこされる風情のあるお菓子です。

老松【まさり草】

まさり草というのは菊の古名です。勝り草とも優り草とも書きます。
菊には他にも多くの別名があります。場所により人により使い分けることで広がりを見せより魅力的なものになるような気がします。これから新しいことにチャレンジする方にもよく合うお菓子ではないでしょうか。

余談ですが近くにある北野天満宮の境内で見つけた風景も秋を感じました。

老松【重陽】

少し過ぎてしまいましたが9月9日は五節句のひとつ重陽です。
菊の節句とも呼ばれます。旧暦では収穫祭と重なる時期で栗節句とも呼ばれ栗をモチーフにした和菓子もあるようです。同じ重陽でもお店によってカタチや想いがちがっているのもおもしろいですね。

老松【玉兎】

月に住むウサギから十五夜をイメージできて秋らしいですよね。
杵で餅をついているとも薬草を砕いているとも言われています。
コロンとしたフォルムについニッコリしてしまいます。今年の十五夜は10月1日だそうです。スキをいただいた数も多くみなさんもかわいいのが好きですよね、同じです^^

とらや【紫野】

紫野(むらさきの)は平安時代に京の七野と呼ばれた京都市の北方に広がっていた野原の1つです。
今では住宅やオフィス、観光名所がある場所ですが今もその地名が使われています。
大徳寺や今宮神社などある辺りでしょうか。紫一色で紫野を表し風情があります。

とらや【初雁】

その年初めて渡ってくる雁を初雁(はつかり)と呼ぶそうです。こちらも秋の風情を表したお菓子です。
ガンといえば「ニルスのふしぎな旅」を思い出します。スウェーデンの作家と知ってなぜか納得しました。原作は読んだことはないのですが子どものころに見たアニメが印象に残っています。主題歌いま聴いてもなんとなく覚えてました^^

おいしくいただきました♪

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