かわむら

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最近の記事

おいでませ、LIQUIDROOM

我々は数字を気にする 現状から考えると、あの時期あの箱であれば何人くらい来てくれるだろうか、この箱ならソールドアウトしてほしい、といったかんじで、我々は意識のすり合わせを常に行っている 何度も数字を出してもらってスタッフには申し訳ないのだけど 数字を目標にしたいからというわけではなく、自分達の努力や取組がリアルタイムでどのように伝わってるかを知りたいのである 我々は我々を信仰しない 証拠が出るまでなにも信用しない 厄介なアーティストだと思う 歴代のスタッフも本当に苦労を

    • 「エルデンリング」をクリアしよう!

      フロムソフトウェアの新作アクションRPG「エルデンリング」。 そもそもシリーズの大ファンだったのですが、コロナ療養期間をフル活用してクリアしてしました。 人生で5本の指に入るであろうこの名作の話をしたいのに、あまりに周りにクリアしている人が少ないため、自分を含めた初心者崩れでもクリアができるようになる心得を書こうと思います。 重厚な世界観とエモーショナルで美しい演出、退廃の美学、そして爽快なクリア体験を味わえるこの名作を語り合える人が少しでも増えますように。 みんなで

      • 神頼みツアー終了

        ポップしなないでの神頼みツアーが終わりました。 シンプルな感想集! ・大阪でナードマグネットのライブを見た時込み上げるものがあった。ここ一年気付けばほぼワンマンばかりやっていたので、リスペクトするバンドと一緒にライブをすることは大切だと痛感したし、ツアー1発目がナードマグネットで本当に良かった。ライブハウスの良さみたいなものを実感した。 ・名古屋で初めてのワンマン、正直不安だったけどお客さんも来てくれて安心した。今後名古屋でワンマンってのが選択肢に入るのがとても嬉しかっ

        • 神田明神ホールでライブをすること

          ちゃんと文字に残しておこう、という決心のもと記事を書くことにした。 昨年11月に発売したポップしなないでの1stフルアルバム「上々」のツアーファイナルを、3月20日神田明神ホールで開催します。 ここ1年はコロナウイルスの関係で、なんだか夢を見ながら生活しているようだった。 正直常に夢の中を適当に歩いてるような人生だからそこまで変化はないと言えばないんだけど、変わったことは沢山あった。 その内容なんてものはここで話すことではないと思うので割愛するけど、間違いなく、コロナ

        おいでませ、LIQUIDROOM

          ラジオと薬膳カレー

          11月3日(祝) 最近随分と過密スケジュールだったため、午前中に起きた後は立ち上がる気力も無く、スマートフォンを見ながら寝たり起きたりを繰り返していた。 夜からのラジオ出演のため、早めに準備をしようと思ってはいたものの、結局三角コーナーに捨てる菜物の切れ端の如く自由な時間を捨ててしまい、慌てて家を出ることになる。いつもの事とはいえ、毎度毎度もっと早く準備をしていれば…と思うのだが、きっとこの後も治らないのだろう。 駅でかめがいと待ち合わせ、ラジオ局の前でスタッフと合流し

          ラジオと薬膳カレー

          インプット沼

          創作において、インプットというのは絶対に必要であり、例え需要のあるものが作り出せる能力があろうと、インプットがない場合は箱庭の工場となります。 もちろんインプットしない状態が功を奏す場合もありますが、大抵の場合とてつもない才能によって、存在だけで憧れられ続ける人間のみの特権です。 僕は音楽を作る人間ですが、音楽のインプットについて考えてみます。 もちろん音楽を作っているので、好きな音楽以外でも、現代の音楽を聴くようにしています。 ただ、時々音楽作る人が、特定の音楽を音

          インプット沼

          読まなくてもいい、バンドの話

          これはあくまで1バンドマンの考えであり、感想であり、特に読む必要はありません。 これによって意見を変える必要もありません。 反論不要のほぼ日記 「ロックバンド達は緩やかに死んでいる」 現状です。 コロナ禍は終わる兆しを見せず、ウィズコロナ、アフターコロナ、ニューノーマルと面白ワードが生まれる次第。 バンドマンとしてライブハウス界隈を見ると、リスクを恐れず客を入れる箱、リスク管理のため配信のみの箱、そしてそれらは状況によって変わりうる。もちろんリスクというのはコロナ

          読まなくてもいい、バンドの話

          ポケットモンスター 夢/現実

          「赤」 本来であれば1メートルも見通せない路地を音を立てないよう、しかし出来る限り早く、彼は歩いていた。 文字通り"爪に火を灯して"。 「ヒトカゲ」と呼ばれる彼の能力は、古いガスコンロのように、体の一部に小さな炎を灯すことが出来る。 これがなかなか便利で、彼の生業では能力無しでは成り立たない程であった。 てっぺんに聳える政府とは名ばかりの、言うならば監視社会となった現代において、バックアップとなる、つまりケツモチの企業があるかないかは大きな違いである。 彼のようなフリーラ

          ポケットモンスター 夢/現実

          Not Youth But You

          「おれたちももう若くはないからなあ」 半端な人間が吐くと、最悪になってしまう台詞である。 おれは先日亡くなったノムさんよりも自分が「若い」と断言することは出来ない。 例えばルッキズムは悪であるとインターネットでは風が吹くが、果たして世間はそうであるか。 下らないと断言するのは簡単だが、蔓延の規模が大きすぎる。大抵の場合両親だってそう。そこから逃れるには音楽では力が足りないかもしれない。 若さは価値である。ただ価値はそれだけではない。 何処からでも誰でも何でも発信で

          Not Youth But You

          小学校のヤバい先生と信念の話

          ※一部フィクションです 小学校6年の時の先生はやばかった。 縄文時代は女は男に全員レイプされていた話をずっとしたり、優等生の自由研究に「早く完成して良かったですね」とコメントしたりする人だった。 おれはその先生が大嫌いだったが、子どもは先生を嫌っているとは当時自覚できない。 不思議なもので、仲良く話をした記憶も沢山残っているものだ。 話は少し変わり、6年生の時に転入生が来た。 今考えれば6年時に転校してくるのは事情がやんごとないのだが、それはそうとして、転校してき

          小学校のヤバい先生と信念の話

          ちょっとエッチなライブ配信のエッチじゃない部分を睡眠導入に使っていた話

          元来ショートスリーパーである。 というか寝るのが勿体なくて遅くまで遊び、翌日寝不足で活動する人生を過ごしてきた。 学生時代から遅くまでゲームをやって翌日授業中寝っぱなしという人間であった。 現在にもそれは続いていたが、流石に寝るのが3時とかになるとパフォーマンスに支障が出るため、早く布団に入ることを目標にしていた。 そこで流行のASMRに着目。 耳がゾワゾワして気持ちいいコンテンツである。 例えば咀嚼音だったり、紙を触る音だったり。さまざまな人間の脳を緩やかに刺激

          ちょっとエッチなライブ配信のエッチじゃない部分を睡眠導入に使っていた話

          音楽についての近況

          一応まとめます。事務的です。 ・音楽活動について 頭の中が明らかに以前と違っている。簡単に言うと、言葉が多すぎて、どうにも溢れがちなのである。 そんな状態の人間のTwitterを与えているのはいけないことだけど、まあこれは別の話。 昔の頭の中がどうだったかはよく覚えていないが、とにかく色んなことを言語化している日々である。また、たまたま曲が作れるのでそこがアウトプットの向き先となっている。 アウトプットの練習という意味でTHIS IS JAPANのマネージャー水さん

          音楽についての近況

          バンドマンがチェキを初めてやった話

          THIS IS JAPAN、ポップしなないで というバンドに所属し、作詞作曲ドラムを担当しております、かわむらです。 先日行ったライブにて、列を作る我々の物販を見て横のバンドマンが「握手会みたいだね」って言ってきて、腹が立ったのですがなぜ腹が立ったのか自分でも説明できない事に気付きました。 そのため、ポップしなないで主催のワンマンライブでチェキ会をやってみることに決め、先日実際にやってきたので感想を報告します。 私は男で、今まで生きてきた経験上、顔が売れるタイプではあり

          バンドマンがチェキを初めてやった話

          かわむらはチェキをやる

          こないだライブで、対バンの人が言っていたらしい。 「握手会みたいだね」 なんと失礼な話だろうか。 そのバンドの悪口を言うつもりはないが、物販も出さず、我々の物販列を見てこんなことを言っていたとのこと。 隣のバンドの物販を買いに来てくれる人に、なんたる口ぶり。地獄に堕ちなさい! …と考えて気付いた。 おれも握手会をバカにしていないだろうか。 ああ、そうですね握手会みたいですねと考えればよい。もしくは、握手会とはここが違うんですよ、と。 自分の中の浅はかな価値観に

          かわむらはチェキをやる

          カレーはクビにすべきか

          前提 ①カレーを食べられたり食べられなくなったりするのは小学生 ②各小学生の性質は、1年生から6年生までいて、人数も多いことから無限 ③配慮すべきは小学生の環境 ④事件の当事者である先生と子供達は今後関わることはない(これはそうと仮定) ⑤今回の事件でショックを受けている子供が存在する ⑥小学生の大多数はカレーが大好き 議論 カレーによって傷つく子どもが出現する可能性と、カレーを食いたい子どもの気持ち、どちらを優先するか、ということ。 先生への罰を優先すべき

          カレーはクビにすべきか

          カンタンなビートにしなきゃ踊れないのかおれたちは

          最近、自分のやっているバンド、THIS IS JAPANのことをいつもの呼び名「ジャパン」と呼ばずに公式略称の「ディスジャパ」とちゃんと呼んでいる。 誰も呼ばないあだ名を付けるのが好きなおれは、変な名前で呼んでいたのだが、ちゃんと略称を統一しようという話になったのだ。定着しないから。 皆さん、ディスイズジャパンはディスジャパです。 「カンタンなビートにしなきゃ踊れないのかおれたちは」 某月某所。 経緯は省くが、ディスジャパ達は新曲を3ヶ月で30曲作ることに決めた。

          カンタンなビートにしなきゃ踊れないのかおれたちは