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【小さなお店の作り方】
自由が丘の雑貨屋カタカナ河野の体験談

◇モノを選ぶ基準

お客様や取材して頂いた方達から
「このお店に置く商品の基準は何ですか?」
と聞かれます。
実はこの質問は少し苦手です、、
何故なら、「ん?これは良いな!」
「何となく気になる商品だな~」
僕の感覚で商品を選んでいる部分が多いから。

カタカナらしいモノとは?

その事を言葉で説明するのは、中々僕には難しい事なのです。

そんな事ではダメかな、、
思いつくままに列記したら自分でも分かりそうな気がして来たのでお付き合いください。

【katakanaのモノを選ぶ基準】
・品の有るモノ
・ユーモアが有るモノ
・忘れかけられてるけど良いモノ
・作り手の人達の想いが見え隠れしているモノ
・若い人達に受け継いで欲しいモノ
・適正価格のモノ
・一時的な流行では無いモノ
・日常で気を使わずに使えるモノ
・持っていると少しワクワクする無駄なモノ
・凄い伝統があるのに、更に磨き上げているモノ
・作り手が一生懸命考えた新しいモノ
・作り手や営業の方の人柄の良い会社のモノ
・心地の良いモノ
・日常にするりと溶け込めて彩りを与えてくれるモノ

そして最後に、

自分で使いたいモノ。
自分の大切な人に使って欲しいモノ。

う~ん、、、
何となくまとまりそうで、あと一歩です。

そう言えば、先日お客様から言われました。
「なんだ~!!この店は! 何屋だかさっぱり分かんね~」

僕が「お土産屋です」と言ったら

「この店をやってるのは変人だ!変人!」
しばらく店内を見てくれて、色々とお買い上げ下さいました。

最後に笑顔で
「頑張れよ! 変人!」と言ってお帰りになりました。

何だか僕は無性に嬉しくなってしまいました。

今日も僕達は頑張ります。
でも、僕は変人では無いと思っています、、
多分。

このブログを書いたのは開店後3ヶ月の2011年1月の事でした。今から読み返してもこの基準は色褪せていません。

ただ、、、
僕の事を「変人!」と言って頂いたお客様が、今のお店を見て「おっ!相変わらず変人ぷり全開だな」と笑ってくれるかどうか?
お店作りの道は奥が深いです。

**今日のお店の作り方**

基準を作るとそこに店のスタイルが生まれる。どの様なモノやコトを提供するのかはお店の生命線。流行りのモノは息が短く。定番のモノだけでは変化がない。今の思いをとにかく書き出してみると、自分の基準が見えてくる。

日本のカッコイイを集めたお土産屋さん
カタカナ河野からのお話でした。

【次回の予告】
◆お客様の来る理由

カタカナは自由が丘駅の南口を出て3、4分の駅近立地ですが、本来「自由が丘!」と言われる場所の駅を挟んで反対側です。開店当時はまわりにはお店がポツポツある程度、決して人通りがあるわけではありませんでした。
口を開けて待っていても誰も来ない、、、

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