ranko's diary 0023

体育館の裏で、後輩がそのまた後輩をシメていた。

「日常的な風景」と、水川が微笑む。

「ハンパこいて、アンパンなんかやってんじゃねえ」

そんな声が聞こえた。

「そうだ、そうだ」

水川はとても嬉しそうだった。

「あたしらの下も結構しっかりしている。

 安心して、卒業できるってもんだ」

そ、そう?

私は、一般ピープルだからね。

そこんとこ、ヨロシク。

水川とつるんで歩いてるからって、

挨拶なんかしないように。
 

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