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高田ゲンキ著『マンガ フリーランスで行こう!』で会社に頼りきらない気持ちをもらった

副題の「会社に頼らない、新しい「働き方」」に、ひかれて本書を手にとった。

本書の概要

広告代理店で働いていた著者、高田ゲンキ氏は会社での働きかたに疑問をもつ。周囲から反対されるなか、独立してフリーランスのイラストレーターになる。

その後、営業の難しさ、直面するクライアントとのトラブル、海外への移住など、フリーランス志望者に勇気を与えるストーリーやノウハウが詰まっている。

特に魅力的なのが、尊敬できる先輩と、信頼できる家族の存在。

尊敬できる先輩、大寺聡さん

高田さんは、反対意見の共通点に気づく。誰もがフリーランスになったことがないひとだ!と。

一番尊敬し、イラストレーターになるきっかけになった人物のもとへ向かう。神奈川から鹿児島へ。しかもアポなし(笑)。

成功するイラストレーター、大寺聡さんは高田さんを歓迎して、自分のオフィスや仕事ぶりを見せる。

高田さんは、自分の目で成功しているフリーランスのイラストレーターの働きかたや生活を知り、「強い憧れ」を得てフリーランスへと進んでいく。

信頼できる妻、美穂子さん

高田さんが誘って、同じイラストレーターになった美穂子さん。法学部出身をいかし、著者が直面するクライアントとのトラブルを、法律で解決していく。

同業者ならではの…はありながらも、ご夫婦で対処できるのは心強い。

自分はどうありたいと思ったか

ぼくはマーケティング分野でフリーランスになる想定はないけど、会社に頼りきらない気持ちは、常にもっておきたい。

そして、マーケターを志す若者と話すときは、現実も伝えつつ、常に前向きなメッセージを発していきたい。

過去、お世話になったマーケターへの感謝の気持ちを次の世代のマーケターに伝えたい(といっても、若いマーケターは非常に優秀なので安心、自分の成長スピードが心配…)。

また、特にフリーランスのかたとのお仕事では、きっちり速やかにお支払いするよう心がけている(下請法もあるので、当たり前だが)。

高田さんが日本に帰国する機会があれば、お会いして本書の感想を伝えたい。挑戦に満ちたストーリーをありがとうございます!と。

著者の高田ゲンキさんについて

ご自身のブログのプロフィール

現在はベルリンに在住。
場所にとらわれることなく、働けるってのがいい。

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尊敬する先輩、大寺聡さんについて

ご本人のウェブサイト

こちらのインタビューには、本書にも出てくるすばらいオフィスの写真が!l


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