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若いキミたちへ、若い私へ


若いキミは恋をし
或いは恋もせず

好きなあの子が違う方を向いていて
好きな勉強のやる気を失って
好きな仕事に邁進して

何が好きか探して

日々の目の前に圧倒されて

さびしかったり
悔しかったり
嬉しかったり

ちゃんと感じているはずなのに

感じているかどうかも心もとなくて

くだらないって
吐き捨てたい気持ちなのに
心がいそがしくて
通り過ぎていく時間が
重たくてならない

もうギリギリいっぱいの水が
表面張力みたいにこぼれそうで
危ういんじゃないかって
はじける場所もなくて

仰向けになって
きっと時にはあふれ出しそうな思いを
こらえて
うなって
声のない声でさけんで

黒い宙を旅して
眠る


若いキミは

全力で

すべてを受け取ることにコドクだ


だけどもう知ってしまったから

キミの心を、
大切に私の心に置いといて
時々のぞくの

キミが立ち上がって
歩くさまを
戻るさまを
息をひそめて
でも伝わるようにして
応援していたいんだ

立ち上がると
歩き出すと

信じて

キミの歩みが
キミの周りがありがたくて
嬉しくて仕方ないんだ

私は変わらずに
ここで見てる
もう若くないから
でも若いを覚えていたいから

そうしてきたことも

そうすることも

愛おしいから


#詩 #ポエム #若い時 #葛藤 #応援

読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。