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書くアナタと喋るアナタ

 この前、コメント欄で「いつか会って話すかもしれないね」と書きながら想定した時に、もしかして思い描く私と違うかも! と慌てて返事した。

 実際、そのちょっと前に「シャイそう」と言われて、えっホント? と驚いた。私、多分シャイではない。と思う。夫に「シャイそう?」と聞いたら、流されてばかりで相手にされないので「もしかして‘シャイそう’じゃなくて、本当にシャイ?」って聞いたら、「ううん。全然」と否定された。すぐさま。強く。逆だったのね。

 もしシャイっぽく見えるとしたら、遠慮が強いところからそう見えるのかもしれない。

 遠慮が強いなんてもったいない! 人生損しているのでは。って思う人もたくさんいるだろうけど、感じてしまうも遠慮を、「もったいないから」と無理して頑張る方が私にとってはしんどい。その時間が辛い。遠慮より好奇心が勝ったら、当然好奇心を取る。強い遠慮を好奇心が上回るわけだから、よほどだ。だから自分ではもったいない人生なんて思っていない。


 文章で書く自分と、実際の自分とのかい離ってどのくらいあるのだろう。
 印象の不一致。
 いや印象なんて、相手の受け取り方だから自分が考えているものとは違うのだろうけど。


 書いているのを家族に内緒にしている方もいる。
 普段の生活を送りながら、あえて言わなくても、って相手もいるし、そんな風に誰かは知っているけど誰かは知らないって場合もある。
 
 私もそうだけど、言わない相手って、多分心の内を知られたくない人の場合が多い。表面的に親しくしていても、なんとなく知られたくなかったり、それほど付き合いが長いわけでもなく深いわけでもないのに、知られても良いって思ったり、人の心ってフクザツだ。
 ここで心の内を書いて知り合った人と、実際会うとなるのは、逆パターンだ。
 知られている人に会う。ってなる。

 オフ会とか、イベントとか、セミナーとか、今はあらゆる集まりがあって会えるようにできているけど(このご時世でしばらくは無理かもしれないけど)、そんな時、皆さんは楽しそうだ。楽しくない人は、あえて書かないから埋もれているだけで、本当は楽しくなかった人もいるだろう。私はそっち側になるに違いないからしんどいのはイヤと最初から参加しない。決めつけなくてもと思われるだろうけど、だいたい人が集まると気を遣い過ぎるのだ。気を遣い過ぎると、楽しいフリをしなくてはとテンションを無理に上げるので、ヘトヘトになる。HSP(highly sensitive person)は、何かあったら必ず後で一人反省会を開くと言う。まったくもって心当たりがあり過ぎる。楽しいフリができなかったとしたら、多分それもそれでトボトボ帰ることになる。
 いずれにしても、精神的に疲労困憊は間違いない。

 それでもそのままで良いんだよと、優しくて甘い方たちがいらっしゃるから私はここにいられる。

 でも以前も書いた。
 「いつの日かそれぞれの皆さんに会いに行きたい」と。

 地域や相手の都合によっては、一対一じゃなく、何人かになるかもしれない。

 そんな時。みんなどんなイメージを思い描いて私と会うのかな。

 書いている文を読んで、私はどんなイメージを抱かれているのだろう。

 私が皆さんの記事を見て抱くイメージと、その人って、どのくらい違いがあって、どのくらい一致するのだろう。


 文章を書いて、時には同じような内容をくどくどしつこいけれど、私は実際会うとあまり喋らない。アラフィフともなると、さすがに少しは話題を考えておいたり、少しは広げるけど、「少しは」だ。元々が「全然」だったので、少しは進展している程度。
 フザける人が相手だと一緒にフザけて、よく喋ってずっと笑っているけど、基本的には喋らないから、よく喋る人が相手だととてもありがたい。よく喋る人は、常に頭が回転しているから、話もよく振ってくれる。ボンヤリしているか、フザけるのに必死か、―な私に話を振ってくれると、ハタと我に返らせてくれる。

 だからと言って相手が話さないタイプだったとしても、noteで知り合った方なら、もう心の中も分かり合っているから、不安にならないで、まったりできる気がする。
 あまり積極的に話さない方なら、お互いにお茶でも飲みながら、ぽつぽつ話して心地良いだろうと思う。

 性格的には、良くも悪くも正直だからきっとお世辞も社交辞令も言わないけれど、そのくせいい加減だから、矛盾したテキトーなことを言ったりもする。
 がさつで大雑把って自分について書いているけど、本当に物の扱いが乱雑だったりして驚かれる。
 だから「丁寧に心情を綴っていて」なんて書かれると、おほ! 私にも丁寧な部分があるんだ! なんて嬉しくなる。

 ああなんだかまたただの自己紹介の文になりつつある。

 コメントのやり取りやnote記事を見たり読んだりすることで、さらに相手の個性を感じて楽しみたい最近なのだ。

 実はリモートで最近、声かけていただいてお話する機会があったので、こんなことをつらつら書いてみた。スカイプは出張中の夫としょっちゅう楽しんでいるけど、zoomは初めてだった。似たようなものだけど、少し映りが違ったり、新鮮なところもあったりして、楽しかったあ~! せっかくzoomでリモートできるようになったから、色々な人と少し話してみたいけど、そう言って誰もいなかったら寂しいもんね。声かけづらいよねと笑い合って終わった。
 そんなわけでいつかの機会に!


#エッセイ #書く #喋る #人の印象  

読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。