見出し画像

流される力/泉正人

結果を変えるには行動を変える。
行動を変えるには思考を変える。

とはよく言われているが、どのようにして思考を変えていくのか具体を示してくれるのが本書。

◾️思考信託

「我」を捨てて、他人の思考に流される事を本書では思考信託と言う。

思考→行動→結果のプロセスの中で最も上流にあるのが思考。
どのように思考するかで結果が変わる。

人は、思考→行動のプロセスは習慣化しているので、それを変えない限り結果もいつも同じ。

今の自分があるのは、今の思考による。
今を変えたいなら、思考を変えなければならない。

そこで、成功している人、理想を実現している人、尊敬している人の思考方法を取り入れる事で、変化を起こし、達成速度•角度を上げること望む。

自分という器に新たな思考をインプットして、
新しい発見や視野、つながりをアウトプットしていくイメージ。

重要なことは、誰の思考を取り入れるか。

◾️誰に教えてもらうか問題

人は日々外部の情報を取り入れて、生活している。
それを細分化すると、3つに分類される。
世間信託→世の中、テレビなどを信託する
指南信託→コーチ、先生を信託する
思考信託→信頼できる身近な人を信託する

下に行くに連れて、選択性、能動性が高くなる。

信託できるのは、
自分が尊敬できる人で、
自分の理想をすでに実現している人
言動が一致している人(口だけ人間でない人)
素直である人
自責思考である人
親身である人
結果が出ている人

そして、その人の行動を真似るのではなく、
思考を真似る。

スポーツを習うときは、独学でやるよりも、コーチ教えてもらう方が伸びが速い。
さらに、有名コーチに教えてもらう人はより速く伸びる。

その中でも、自分が教えてもらうに値する人間にならなければならない。

◾️教えてもらうに値する人

教えてもらえる人になるには、
まず『我を捨てる』
そして『自分の常識な世の中の全てではない』という事を思い出す。
この2つが前提となる。

そして、自責思考、コントロールできることに集中するマインドセット この考え方も必要。


そしてやっと行動面の方法に。
必要なのは素直さ、即時の行動とフィードバック。

ここは自分が教える側の立場になれば容易に想像がつくと思う。


◾️プロセス

白紙思考(ゼロペースに戻す)
未来創造(理想をイメージ)
自己把握(得意を伸ばす)
他者把握(誰に教えてもらうか)
思考信託(何を考えているのか)
行動信託(24時間ルール、(行く、買う、調べる))
成果返礼
包括信託(サイクルを回す)
自己確立(理想の自分は常に心に持っておく)

◾️まとめ

私は人に教えてもらったことは試してみる人間だったので、本書の思考信託は容易に受け入れられた。
しかし、行動ばかり真似をしていたので、これからはその奥の思考を真似る癖をつける必要を感じた。

新たな発見だったのは、
我を捨てる事が成長スピードを加速させること。
どのパートの情報を信託するのか。
教えてもらうにはどのような思考と行動が必要なのか。
そしてその行動スピード、サイクルを爆上げさせることが今の必須事項。
この辺りは、普段の生活でも心に留めたい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?