可能性を広げるのは、ココロかアタマか?

あなたは、ココロが強いですか?
アタマが強いですか?


こんな質問をされたら、多くの人は、何を質問されているのか、わからなくなってしまうだろう。
可能性を広げるためには、多くのことが必要だと思われがちだが、本当に重要なのは、3つのことだけだと思われる。


一つ目は運。二つ目も運。もちろん、三つ目も運・・・


これは極端な回答だが、大きく外れていない。

それほどまでに、可能性を広げる(成功する)ためには、運の必要性が高いはずだ。
ただし、可能性を広げるために必要な運は、二つの要素によってその確実性を増していく。

「なるべくしてなる」とは、よく言ったものだ。
成功者の成功体験とは、すなわち、可能性を広げた過程のことだが、その過程は、傍目からは、「なるべくしてなった」と見える。


「あの人は、あれだけのことをしたのだから、あの幸運に恵まれたのだ」となる。


もうこうなってくると、その幸運は、単なる運ではない。その運は、獲得した人物が特別なこと(努力)をした代償のようなものと考える方が自然だ。


そろそろ、今回のテーマに移ろう。


今回のテーマは、「可能性を広げる行動とは、運を獲得するための行動を開始することとほぼ同じことなのではないか」だ。
そして、運を獲得するための行動を開始するためには、アタマが必要なのか、ココロが必要なのか、ということだ。


「行動」を一台の車に例えてみるとわかりやすいかもしれない。
車が動くには何が必要だろうか。
車には、約3万個の部品が使われているそうだが、人間の「行動」にも、様々な要素が組み込まれている。
だが、そこに踏み込んでいくのは、また今度にして、今回は、二つの最も重要な要素について考える。

(ようやく二つの要素に話を戻せた)


それは、エンジンと燃料(ガソリンのことなのだが、最近は電気でも車は走る)だ。
どちらも、車が走る上では不可欠な要素だが、それが、アタマとココロにどう関係あるのか。


もったいぶっているが、答えがあまりにも簡単なので、検証としてあれこれ考えてみたくなる。


答えは、「エンジン=アタマ」であり、「燃料=ココロ」だ。


では、どちらがより重要か?


ヒントは、車にもともとない方だ。


そうだ!!それは、「燃料=ココロ」だ!!
「エンジン=アタマ」はもともと搭載されているが、燃料はどこかから調達してくるか、自分で作る必要がある。


ココロは”意識”と密接な関係にあり、アタマは”思考”と密接な関係にある。
「意識」は行動を起こすエネルギーとなり、「思考」は行動の質を決めると言われる。


私たちの「行動」に必要な燃料は、どこかから調達するか自分で作ったりしなくてはならない。
そして、ようやく「行動」が始まる。


冒頭の質問に戻ろう。

あながた、ココロが強いと思ったのなら、今すぐに行動を起こそう。
燃料を持っているのに車を発車できていないなんて、なんて勿体ない、ということになる。
それに、車の燃料と違って、可能性を広げるための燃料は動き出すことで新たに生まれてくるということが多いようなので、燃料切れの心配をする必要はあまりない。

やはりアクセルは自分で踏むしかない。

自動運転はあっても、自動発進はないのだ。


みんなおかしいんだよ。ヘンに物理的に考えているんだ。枡みたいなものがあって、そこにエネルギーがだんだん溜まって、ここまで来たら仕事をするとか、ここまで溜まったら爆発するとか考える。そんなんじゃないんだ。ゼロでもマイナスでも、やることがある。やりたいのなら、爆発する。それがエネルギーだ。やるからエネルギーが生まれるんだ。エネルギーがあるからやるんじゃない。

(岡本太郎)

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